Jump TradingがスポーツファントークンのChilizに投資
米シカゴを拠点とし、20年以上に渡り事業を行っているトレーディング企業Jump Trading(ジャンプトレーディング)が、スポーツファントークンなどを発行するChiliz(チリーズ)に投資したことがロイターの報道で明らかになった。
Chilizトークンのマーケットメイクを担う
報道によると、Jump Tradingはここ数年暗号資産(仮想通貨)業界に参入しており、Chilizへの投資額は非公開となっているが、2021年初め頃からChilizが発行するトークンのマーケットメイク(BidとAskの見積もりと流動性の提供)を行っているとのことだ。
ChilizのネイティブトークンであるCHZは今年初めから価格が大幅に上昇しており、3月には最高値となる0.72ドルに達し、4月7日時点でも約0.41ドルと、1月から比べ2100%以上の価格上昇となっている。
ChilizとトレーディングプラットフォームSocios.comのCEOであるAlexandre Dreyfus氏は次のようにコメントしている。
「Chilizブロックチェーンと消費者向け製品Socios.comは、ユーザー、支出面だけではなく、ACミラン、FCバルセロナ、マンチェスターシティなどの新しいスポーツパートナーの面でも、過去数か月で大幅に成長しました。」
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グローバル展開を推進
Chilizは今年3月、米国への5,000万ドル規模の事業拡大計画を発表するとともにニューヨークにもオフィスを展開し、3月末には総合格闘技団体PFLのファントークンをローンチしており、米を拠点とする団体のファントークンの発行は初の事例となった。
国内においても大手暗号資産取引所コインチェックと、NFTマーケットプレイス事業において連携を行い、日本を初めアジア各国にも進出する意欲を見せている。