メイウェザー宣伝の暗号資産ICO詐欺、主犯に懲役8年の宣告

メイウェザー宣伝の暗号資産ICO詐欺、主犯に懲役8年の宣告

メイウェザー宣伝の暗号資産ICO詐欺、主犯に懲役8年の宣告

2017年7月、暗号資産(仮想通貨)スタートアップ「セントラテック社(Centra Tech、Inc.)」が行ったICO詐欺について、創業者で主犯とされているソフラブ・シャーマ氏に対し、懲役8年の刑が宣告されたことを米司法省の文書で明らかになった。

本件については、ボクシング元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏が宣伝に関与していたことでも話題となっていた。

架空のメンバーや提携先を捏造

セントラは2017年7月~10月にかけ、米証券取引委員会 (SEC)に未登録のトークン「CTR」を販売することで2,500万ドル以上をデジタル資産に投資するよう被害者を誘導したとされている。

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その中で、シャーマ氏が行った特筆すべき点として、Ilan T. Graff弁護士は次のように説明した。

「シャーマは、共同設立した新興企業(セントラテック)が完全に機能する最先端の暗号資産関連の金融商品を開発したと謳うことで、投資家を欺く計画を主導しました。実際、シャーマの最も注目すべき発明は、偽の幹部、偽のビジネスパートナーシップ、および彼と彼の共謀者が犠牲者をだまして数千万ドルを渡すように宣伝した偽のライセンスでした。今後もこのようなデジタル証券詐欺を積極的に追求していきます。」

メイウェザー氏は不起訴

本ICOについては、メイウェザー氏のほか、音楽プロデューサーのDJキャレド氏や、俳優のジェイミー・フォックス氏、実業家のパリス・ヒルトン氏など数々の大物セレブが宣伝を行っていた。

この内メイウェザー氏とDJキャレド氏は、セントラテックから金銭を受け取っていたことを開示せずに違法にICOを宣伝したとして、米証券取引委員会(SEC)から起訴されていたが、2019年5月に不起訴となったことが明らかになっている。

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