CCID、2020年1発目の仮想通貨・ブロックチェーン格付けを発表
中国の情報産業興行センター(CCID)は、2020年に突入して最初の仮想通貨・ブロックチェーンの最新格付けを発表した。
CCIDの格付けは総合ランキングに加えて、「基本技術、適用性、創造性」に基づいて仮想通貨プロジェクトを評価しています。また、2か月ごとに更新され、今月は16回目の更新となる。
今月の格付けは合計37の仮想通貨プロジェクトが評価され、昨年12月のランキングよりも2つ多く評価されています。
仮想通貨EOSがランキング1位
依然としてEOS(イオス)が「基本技術」のカテゴリーで最高スコア「105.4pt」を獲得し、総合格付けランキングで1位にランクされています。次にトロン(TRON)、そしてイーサリアム(Ethereum)に続きます。
「適用性」のカテゴリーでは、イーサリアムが最高スコア「31.3pt」を獲得し、次にトロンとネオが続きました。「創造性」のカテゴリーでは、ビットコインのスコアは他のプロジェクトよりも断トツに高くなっており「42.3pt」を評価されている。 2番目はイーサリアムで、リスクとイオスがそれに続きます。
総合評価で昨年12月にはトロンが3位、イーサリアムが2位だったので、順位が入れ替わる形となった。また、ビットコイン(Bitcoin)は9位から11位に下落し、ビットコインキャッシュ(Bitcoin cash)は27位から34位という評価がついた。
IOSTおよびGXSを追加
IOSTとGXSは、今月ランク付けされたプロジェクトのリストに追加された2つです。
IOSTは、「次世代コンセンサスアルゴリズム‘‘Proof of Believability(PoB)‘‘に基づく超高速分散型ブロックチェーンネットワーク」と表現しています。
PoBはネットワークへの貢献度が高い人ほどトランザクションを処理できる可能性が上がるというものです。
GXSは「グローバルデータエコノミーのブロックチェーン」でありGxchainとしても知られています。Gxchainは以前ランク付けされていましたが、一度ランクから削除されGXSとして再びランクインしました。
CCIDの目的
このランキングは、CCIDによって設立されたCCID Blockchain Instituteによってまとめられています。この評価は、CCIDシンクタンクや中国ソフトウェア評価センターなどのさまざまな組織と協力して実施されている。
CCIDがランキングを公開する目的として、政府機関や企業、研究機関や技術開発者により良い技術コンサルティングサービスを提供するためというものである。また、CCIDが昨年12月に33,000を超える登録ブロックチェーン企業があったことを示すレポートをリリースしたと報告などしている。
仮想通貨・ブロックチェーンプロジェクトの格付けとされているが、仮想通貨の絶対的存在のビットコインが11位と他の機関と一致せず、中国発の仮想通貨イオスが1位に君臨していることからも偏った評価でないかとの意見もある。