ビットコインATM設置台数急増!全世界で1万台!
ビットコインATMの設置台数が、この1年で急増しており、現在全世界で1万台以上が稼働していることがCoin ATM Radarのレポートで明らかになった。
Coin ATM Radarによると、ビットコインATMは世界71の国々で利用されており、2013年に初のビットコインATMが設置されてからおよそ7年かけて1万台を超えたという。
出典:Coin ATM Radar
ビットコインATMの設置台数は増加傾向にあり、最初の3年半におよそ1,000台のATMが設置されたのに対し、現在までの残りの3年半ではおよそ9,000台ものATMが設置されている。
金融に関する情報を提供するノルウェーのAksjeBloggenのレポートによると、全世界のビットコインATMの数は2017年12月には1,932台、2018年末には4,009台、2019年末には5,795台に達しているという。
2020年は、需要の増加につれビットコイン以外の暗号資産をサポートするATMが急増したことも影響し、1月から9月にかけて世界中で新たに3,885台のATMが設置されており、9か月で67%増加したと報告されている。
出典:Coin ATM Radar
ビットコインATM、日本には0台
1日あたりのビットコインATMの設置台数は、以前から増加傾向にあり、国別にみると米国が圧倒的に多いことが分かる。
出典:AksjeBloggen
執筆時点で米国は7,950台、次いでカナダ877台、イギリス281台となっているが、現在日本国内では1台も設置されていないようだ。
以前、日本国内でもビットコインATM の設置が確認されていたが、現在は稼働していないとみられている。
ドイツではビットコインATMにライセンスを義務づけ
現在欧州連合をはじめ、 5か国で5AMLDと呼ばれるマネーロンダリング防止指令により、多くの国が暗号通貨に関する警戒を強化している。
ドイツでは8月にビットコインATMの強制撤去に踏み切ったほか、今月8日にはビットコインATM事業者に対しBaFin(連邦金融監督庁)によるライセンスを義務づける声明を発表している。
ビットコインATMを巡っては賛否あるようだが、規制が強まる一方で世界的に見ると勢いを増して普及している。
近い将来、日本国内でもまたお目にかかる日が来るのだろうか。