リオデジャネイロ、資産の一部をビットコインに投資か
ブラジル第2の大都市リオデジャネイロが、市の資産の1%をビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)に投資する計画であることが報じられた。
暗号資産の中心都市に
ブラジルの大手金融メディアValor Econômicoによると、13日から16日の日程で開催されたテクノロジー系イベント「Rio Innovation Week」の中で、エドゥアルド・パエス市長は、マイアミ市長のフランシス・スアレス氏と対談し、リオデジャネイロを暗号資産の中心地とする「Crypto Rio」という計画を立ち上げ、資産の1%をビットコインなどの暗号資産に投資する予定であることを発表した。
また、Crypto Rioの計画の中で、ビットコインによる納税に対し、減税などの優遇措置を取るための法的枠組みの検討を行うとのことだ。
国内でも暗号資産が浸透
今回対談を行ったマイアミのフランシス・スアレス市長は、暗号資産推進派として知られており、昨年8月にはマイアミ市の独自通貨「MiamiCoin(マイアミコイン)」を発行するなど、暗号資産先進都市を目指すための計画を着々と進めている。
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ブラジル国内においても、ブラジル中銀によるCBDC発行に向けた研究グループの新設や、昨年3月にはブラジル証券取引委員会(CVM)が、南米で初となるビットコインETFを承認するなど、暗号資産投資も盛んに行われている。