ブラジル上院、暗号資産関連の規制法案を承認

ブラジル上院、暗号資産関連の規制法案を承認

ブラジル上院、暗号資産関連の規制法案を承認

ブラジルの議会上院が26日、国内の暗号資産(仮想通貨)市場に関連する規制法案を承認した。

取引所を対象とした消費者保護のための規制

この法案は、暗号資産サービスを提供する事業者に対し、規制を行うためのガイドラインを制定するもので、主に暗号資産と外貨との交換、取引や保管などのサービスを提供する暗号資産取引所に適用される。

事業者は、運用に関するガバナンスや透明性、個人情報や消費者保護、マネーロンダリングやテロ資金供与などに関する要件に従い事前に行政機関からサービス提供の承認を受ける必要がある。また、既にサービスを提供している事業者についても、6ヶ月以内に規制に準拠しなければならない。

現在のところNFT(非代替性トークン)については、規制の対象外となっているが、今後NFTに対してもガイドラインが適用される可能性があるという。

暗号資産関連詐欺の厳罰化も

今回提出された法案は、Senador Irajá上院議員が提出したもので、Irajá議員は次のように説明している。

「私たちは、この新しいビジネス環境の次元を満たす規制の枠組みを承認し、暗号資産の規制の問題、またはいわゆる暗号通貨、非常に重要で緊急の問題に最終的に投票できるように、議論を進めました。」

法案によると、今後暗号資産関連の詐欺に関する項目を刑法に追加し、刑事罰を厳罰化することで消費者を保護し、市場の拡大を目指していきたい考えだ。

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