世界中のビットコインマイニング…中国は圧倒的に進んでいる:ケンブリッジ大学

世界中のビットコインマイニング…中国は圧倒的に進んでいる:ケンブリッジ大学

世界中のビットコインマイニング…中国は圧倒的に進んでいる:ケンブリッジ大学

ケンブリッジ大学オルタナティブ・ファイナンス・センター(以下、CCAF)は、仮想通貨ビットコインのマイニングの世界各国で生成された平均月間ハッシュレートの状況を可視化したマップを公開した

このマップは、研究目的でのデータ提供に同意したマイニングプール「ViaBTC、Poolin、BTC.com」のデータを利用。そして国別、地区別の平均マイニングパワー(ハッシュレート)のデータは、2019年9月から2020年4月までの期間としている。

出典:CCAF

BTCマイニングシェア、圧倒的1位は中国

CCAFの2020年4月の月間データでは、世界全体のマイニングパワー(ハッシュレート)のうち、「65%」を中国がシェアしている。依然として、ビットコインマイニングを含む、多くのテクノロジー関連で世界のトップにいることがわかる。

第2位はアメリカで「7.24%」となっており、第1位の中国とは約9倍の開きがある。そして、3位はロシアで「6.9%」、4位はカザフスタン「6.17%」、5位はマレーシア「4.33%」、6位はイラン「3.82%」を占めている。

世界全体のマイニングパワー(ハッシュレート)94%を備えているこれらの6か国とは異なり、世界の他の地域では断片化率の6%しかありません。

出典:CCAF

また、第1位の中国のハッシュレートシェア率「65%」の内の「35.76%」を新疆ウイグル自治区が占めている。つまり、全世界のマイニングパワー(ハッシュレート)の3分の1を1つの地域だけで占めていることとなる。

そして、四川省が「9.66%」で中国で2番目にマイニングパワー(ハッシュレート)が高い地域であり、内モンゴル自治区、雲南省、北京と続いている。

出典:CCAF

中国は安価な再生可能電力の供給により、マイニング環境が恵まれ、多くの仮想通貨マイニング会社が中国に集まってきていることが大きな要因だろう。