Azimut、SygnumBankと提携しローンポートフォリオのトークン化を発表
23日、独立系資産運用会社のAzimut Groupは、Sygnum Bankと提携して、イタリアの中小企業(SME)への最初のローンポートフォリオをトークン化したことが、明らかになった。
このローンポートフォリオは500万ユーロの価値があるといわれており、Sygnum Bankの主要な市場発行プラットフォームであるDesygnateを通じて発行されたトークンが使用される。
イタリアの中小企業へ500万ユーロのローンポートフォリオをトークン化
Azimutは、Sygnumの銀行のトークン化ソリューションであるDesygnateの立ち上げ時に発表された、最初の独立系資産運用会社の1つである。
今回イタリアの中小企業へ500万ユーロのローンポートフォリオをトークン化し、個人顧客やその他のAzimutファンドに提供する。
中小企業にとっては資金調達は必ず必要になる課題であり、従来銀行ローンの承認には厳格な信用評価が必要である。
そこでAzimutは、企業にトークン化による資金調達の代替ルートを提供することにより、資金調達問題を改善することが可能となる。
AzimutGroupの共同CEOであるGiorgioMeddaは次のように述べている、
「資金調達の必要性は中小企業の成長の為には必要不可欠であり、今回のプロジェクトは今後4年間でイタリアの中小企業に12億ユーロの資金を提供することを目的としたAzimutのSynthetic Bankプロジェクトです。今回のトークン化の分野でのSygnumとのパートナーシップにより、今後分散型台帳テクノロジー(DLT)の力を活用して、SyntheticBankの効率と透明性を高めることが可能になります。」