米高級コンドミニアムArte、暗号資産での購入が可能に
富裕層向けコンドミニアムを販売するArte(アルテ)が、ブロックチェーンを活用した証券取引プラットフォームを提供するSolidBlockと提携し、暗号資産(仮想通貨)による支払を受け入れることを発表した。
We got some super exciting news! Arte, an exclusive boutique condominium, is collaborating with @SolidBlockCo to become Miami’s first new development accepting #cryptocurrency as a form of payment. Read all about this here >>https://t.co/zOaavjH0nZ #realestate pic.twitter.com/ZWXM3NO145
— SolidBlock (@SolidBlockCo) May 7, 2021
有名人などが住む高級コンドミニアム
今回暗号資産による購入が可能になったのは、マイアミのサーフサイドに所在し、イタリアの名建築家Antonio Citterio氏が手掛ける富裕層向け高級コンドミニアムで、米トランプ元大統領の長女で大統領補佐官も務めたイヴァンカ・トランプ氏など、有名人も数多く所有している16の超高級邸宅を配した12階建ての物件だ。
出典:arte
現在販売中の物件には、価格3,800万ドルのペントハウスも含まれるという。
暗号資産による物件の購入をスムーズに行うため、SolidBlockがデジタル資産を売買するためのカスタムソリューションを提供し、購入者がビットコインやイーサリアムなどの暗号資産での支払いを簡単で判りやすく行うことができるようにしているという。
新興技術受け入れによる都市発展を視野に
今回マイアミのコンドミニアムで、暗号資産での支払いを受け入れるのは初の事例であるとのことで、その背景としてArteが、マイアミを主要なテクノロジーハブに変えるというビジョンを持ち、ビットコインのようなデジタル資産をビジネスの未来として受け入れることで、この建物がマイアミの伝統的な不動産慣行を先導し、市場の発展の模範となることを目指しているという。
マイアミのFrancis Suarez市長は、Arteの暗号資産の受け入れについて次のようにコメントしている。
「業界のすべてのセクターで暗号資産と新興技術を採用することは、まさにマイアミが世紀の都市になる方法です」
「Arteは重要な前例を作っており、近い将来、同様の話を聞いても驚かないでしょう。」