イタリア銀行協会が欧州中央銀行のデジタル通貨プロジェクトへの参加を提案!

イタリア銀行協会が欧州中央銀行のデジタル通貨プロジェクトへの参加を提案!

イタリア銀行協会が欧州中央銀行のデジタル通貨プロジェクトへの参加を提案!

イタリア銀行協会(ABI)は、欧州中央銀行(ECB) の中央銀行デジタル通貨(CBDC)関連のプロジェクトに参加する意欲を発表しました。

ABIは、イタリアの銀行業界のほとんどの銀行間調整を自動化するブロックチェーンイニシアチブである「Spuntaプロジェクト」での経験を強調しました。

その経験を考えると、それは確かにデジタルユーロの試用国として良い候補になる可能性があります。

昨年、ABIはデジタル資産と暗号資産を研究するためのワーキンググループを立ち上げ、同グループはデジタル通貨と暗号資産に焦点を当てており、共有したい10のCBDCの考慮事項を概説しました。

たとえば、EUの法律を遵守することの重要性、広範な信頼と使いやすさの必要性、およびCBDCが「より高いリスク」の暗号通貨の魅力を減らすのに役立つ可能性があることをあげた。

また、CBDCが実現する可能性のある、P2Pトランザクション、M2M決済、金利や取引相手のリスクの削減、将来のイノベーションの可能性なども強調しました。

ABIは、CBDCが金融分野に革命をもたらすと以下のように発表している。

「プログラム可能なデジタル通貨は、お金と為替に大きな革命をもたらすことができる金融分野の革新を表しています。これは、特に運用および管理プロセスの効率の点で、大きな潜在的な付加価値をもたらすことができる変革です。」

それがゆえに、ユーロ圏の開発に役立つツールを開発するために、注意とエネルギーを注ぐことが重要だと付け加えている。

ヨーロッパでのCBDC導入への動き

イタリアは、デジタルユーロの実験に関心を示した最初の国ではありません。ヨーロッパにおいては、オランダの中央銀行であるオランダ銀行(DNB)が、CBDCの開発に強い意欲を見せている他、先月、20日にはフランスの中央銀行であるフランス銀行が、デジタルユーロの試用テスト成功を発表した。

また、スウェーデンの中央銀行であるリクスバンク(スウェーデン国立銀行)によるCBDC「e-krona(イークローナ)」のパイロットプロジェクトの実施など、国によっては積極的に開発が進められている。