FinTech会議で米シカゴ市長は「仮想通貨が金融危機の際に生き残る手段になる」と発言!

FinTech会議で米シカゴ市長は「仮想通貨が金融危機の際に生き残る手段になる」と発言!

今月18日、米イリノイ州にある都市シカゴで開催されたFinTech会議にて、シカゴのラーム・エマニュエル市長が仮想通貨とブロックチェーンに関して言及しているとForbesが報じた。

エマニュエル市長は、仮想通貨については専門的ではないと前置きしつつも、仮想通貨が金融危機の際に生き残る手段になるという見方を示した。

国民国家はバラバラになっており、後退している。都市国家が出現しているので、我々全員が育った政治構造は変化しています。アルゼンチンが今から5年後か10年後にそのようになるのか分からないが、もし、いつか金融危機に直面した時には生き残る為の手段として仮想通貨の使い方を学ぶ時が来るだろう。

例として挙がったアルゼンチンでは近年でインフレ率が40%超えを記録し、通貨安が進み、物価上昇が加速していました。

現在、ハイパーインフレなど経済的に苦しい国家で仮想通貨の普及は始まっています。エマニュエル氏は、将来的に仮想通貨は債務市場に対処する為の避難先としての役割があると考えている。

また、仮想通貨やブロックチェーン業界についての今後についての質問にエマニュエル氏は以下のように回答した。

そのトレンドは、将来に肯定的です。それが10年後なのか、20年後なのか分かりませんが、それは確かです。ただ、それらの革新的技術の詳細については知識不足です。しかし、私は取引の代替手段である事を知っていますが、もっと深く学ばなければなりません。正直に言うと市長の立場として学ばなければならない項目のトップ100ではありません。

エマニュエル市長は立場上、仮想通貨やブロックチェーン技術について優先的に時間を費やせない為、知識不足はあるものの、現状の世界情勢から、それらの技術の将来性には強い確信があると言えます。