長崎県の電子通貨「対馬藩札」、対馬市内の115店舗で利用開始 

長崎県の電子通貨「対馬藩札」、対馬市内の115店舗で利用開始 

長崎県の電子通貨「対馬藩札」、対馬市内の115店舗で利用開始

長崎県の観光用電子通貨「対馬藩札(つしまはんさつ)」が7月1日、対馬市内の飲食店などで利用が開始された。

長崎県民限定の地域通貨

対馬藩札は、長崎県、対馬市、(一社)対馬観光物産協会が連携し、対馬観光活性化協議会を通じて導入を進めている電子地域通貨で、スマートフォンの専用アプリ「pokepay(ポケペイ)」を通じて電子クーポンが付与される仕組みとなっている。

今回キャンペーンの第一期として、令和3年7月1日(木)~7月25日(日)の期間に、対馬市内の加盟宿泊施設(44箇所)で一泊以上することで、1泊につき5千円のクーポンが、最大3泊分まで付与され、飲食店やタクシー会社など115店舗で利用可能となる。

対象となるのは長崎県民限定で、宿泊時に住所の確認などが行われるとのことだ。

「pokepay(ポケペイ)」について

pokepayは、株式会社ポケットチェンジが開発する電子マネープラットフォームで、オリジナルの電子通貨作成などに利用されており、地域通貨や観光通貨としては、宮城県塩竈市の「竈(がま)コイン」、新潟県佐渡市の「だっちゃコイン」、函館朝市の社会還元型電子マネー「サポートペイ」などにも採用されている。

Pokepayの導入については、コロナ禍での非接触など下記の点を重視して採用を決めたという。

・観光客の方も加盟店のスタッフの方も、非接触で利用が可能であること(スマホでの電子決済が可能なこと)

・開発費用が不要で、低コストかつスピーディーに開始できること

・地域通貨への採用実績が豊富であること

対馬市では、今後も対馬藩札を通じ、観光を中心に地域経済の活性化を目指していきたい考えだ。

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