新潟県燕三条エリアの電子地域通貨「めたる」、6月導入予定

新潟県燕三条エリアの電子地域通貨「めたる」、6月導入予定

新潟県燕三条エリアの電子地域通貨「めたる」、6月導入予定

新潟県燕三条エリアで、まちの社会課題や産業観光振興を目的として、電子地域通貨「めたる」を6月上旬に導入予定であることが明らかになった。

地域通貨を通じて「ものづくり」を体験

電子地域通貨メタルは、株式会社カヤックが提供するコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」をベースとし、燕市を拠点とする株式会社MGNET(マグネット)運営の元、2022年6月上旬の導入が予定されている。

利用できるエリアは、燕市・三条市となっており、金属加工をはじめとした「ものづくりのまち」として知られていることから名称は「めたる」となった。

導入後は、包丁工房でのお手伝いを通じてコインを受け取ったり、コインを使用して金型製作所でオリジナルキーホルダを製作するなど体験型の利用スポットの設置なども計画されている。

メタル導入の背景

「ものづくりのまち」として知られ、産業観光も盛んな燕三条エリアだが、燕市・三条市の2市を横断する路面バスや在来線の交通整備が行き届いていないなど、交通面での課題があり、メタルを使った「タクシー運転手から聞ける街探訪」など、単なる交通手段だけではない付加価値によって、滞在時間の延長や再来訪を促したい考えだ。

また、まちの次世代の担い手不足という課題解決の面でも、店や職人と関わる特別な体験を通じ、エリア内外から新たな担い手の育成や創出を目指していく。

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