滋賀県の電子地域通貨「ビワコ」運用開始

滋賀県の電子地域通貨「ビワコ」運用開始

滋賀県の電子地域通貨「ビワコ」運用開始

滋賀県は25日、コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」を提供する株式会社カヤックと連携し、県内全域で使用可能な電子地域通貨「ビワコ」の導入を開始した。

7月25日から運用開始

「ビワコ」は滋賀県内全域を対象地域とした電子地域通貨で、長浜市、近江八幡市、日野町の3市町からサービスを開始する。

地域貢献活動等に参加することで、「ビワコ」を受けとることができる仕組みとなっており、運用開始時点では35スポットでの58体験が準備されており、2026年度までに希望する全自治体で使用可能となることを目標とする。

「ビワコ」の有効期限は90日間で、法定通貨に換金することはできない。

導入の背景

少子高齢化、事業継承者をはじめとする地域づくりの担い手不足拡大などの問題や、琵琶湖周辺や城下町などの観光資源があるエリアとそうでないエリアでの地域魅力の情報発信量の差の課題などへの対応策として、滋賀県とカヤックは2022年5月にローカルDXの実現に向けた連携協定を締結し、今回「まちのコイン」の導入が決まった。

県内全域を対象地域として導入されるのは初の事例となっており、その効果が期待されている。

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