りそなHDと三菱総合研究所がデジタル地域通貨事業の共同実施を発表

りそなHDと三菱総合研究所がデジタル地域通貨事業の共同実施を発表

りそなHDと三菱総合研究所がデジタル地域通貨事業の共同実施を発表

(株)りそなHD(ホールディングス)が24日、株式会社三菱総合研究所(MRI)と共同で、大阪地域におけるデジタル地域通貨事業の共同実施の検討に向けて、基本合意書を締結したことを発表した。

地域経済活性化に向けた共同事業

大阪地域は2025年に日本国際博覧会(大阪・関西万博)を控えており、また、大阪府・大阪市が、2022年3月国家戦略特別区諮問会議により、国が実現を目指すデジタル田園都市国家構想を先導するスーパーシティ型国家戦略特区に指定されたことなどから、今回本構想のデジタル地域通貨の在り方を検討してきたりそなHDとMRIが、さらなる地域経済活性化に向けたデジタル地域通貨事業の共同実施に向けて検討を行うことで合意した。

共同事業では、MRIのデジタル地域通貨プラットフォーム「Region Ring」をもとに、りそなHDの金融基盤を活かしたポイントやデジタル通貨の運用などが検討される。

Region Ringとは

Region Ringは、MRIが開発するブロックチェーンを活用したデジタルプラットフォームで、デジタル通貨、電子マネー、ポイント、デジタルチケットなどの付加情報を記録した「カラードコイン」(ビットコインの基盤上に付加情報を記述することで様々な資産として表現することができるビットコイン2.0プロジェクト)をひとつのプラットフォームで発行したり、同時に管理することができる。

出典:三菱総合研究所

これまでに「東京ユアコイン」などのキャッシュレス推進モデル事業の他、2021年4月からは新たにMaaSと連携する「ポイント」事業などにも導入されている。

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