日南町、電子地域通貨「たったもカード」の運用を開始

日南町、電子地域通貨「たったもカード」の運用を開始

日南町、電子地域通貨「たったもカード」の運用を開始

鳥取県日南町が22日、キャッシュレス決済カード「たったもカード」による電子地域通貨の運用を開始した。

全町民に発行されるキャッシュレスカード

たったもカードは、あらかじめ現金をチャージするプリペイド式のICカードで、全町民に発行され、支払時に使用するとポイントが貯まる仕組みとなっており、今回高校生以上の利用者には無条件で2,000ポイントが付与されるという。

町内の全商工業者の6割に当たる50の加盟店で使用可能で、スマートフォンと連動し、QRコードによる決済も可能だ。

現金のチャージは、町内2ヶ所の専用機で可能で、支払時には220円につき1ポイントが付与される他、現金チャージ時に入金額の1%分のポイントが付与される

また、町内店舗での買い物の他、町民大学などの町民向け口座や住民健診など、町の事業に参加することでポイントを貯めることもできる。

持続可能なまちづくりの一環として

日南町は2019年7月、国の「自治体SDGs未来都市」に選定されており、人口最小県である鳥取県において、高齢化率が最も高い同町が、持続可能なまちづくりに向けた取り組みを全国へと発信し、推進するための取り組みの一環として、今回の電子地域通貨の運用が開始された。

日南町商工会では、今後も加盟店を増やし、ポイントの利用機会を拡大していきたい考えだ。

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