木更津市の電子地域通貨「アクアコイン」、補助金受取に活用へ

木更津市の電子地域通貨「アクアコイン」、補助金受取に活用へ

木更津市の電子地域通貨「アクアコイン」、補助金受取に活用へ

千葉県木更津市が実施する、まちづくり活動支援事業に関する補助金について、同市の電子地域通貨「アクアコイン」での受け取りを可能とする制度を導入したことを東京新聞が報じた。

アクアコインで補助金500万円分を支出予定

報道によると、補助金の受け取りは、従来通りの現金か、アクアコイン、または両方での受け取りを選択可能で、アクアコインで受け取る分については、君津信用組合の口座を通じて受給者にチャージされる仕組みとなっている。

今年1月に同制度が開始されたが、木更津商工会議所と木更津市観光協会に、それぞれ約30万コイン分の補助金が支出され、一定の経済効果が見られたことから、新年度の4月から取り組みを強化したものだ。

市産業振興課によると、商工会議所を含む七団体に計500万円分のアクアコインでの補助金支払を予定しているという。

利便性の向上や高齢者への普及も

アクアコインは、君津信用組合、木更津市、木更津商工会議所の3者が連携し普及を進めている電子地域通貨で、木更津市ではすでにアクアコインでの住民票等の交付手数料納入を可能にしたり、希望する職員に給与の一部を自動でチャージするなど地域での普及に努めている。

また、今月10日からは、スマートフォンを持たない高齢者でも簡単に利用できるよう、木更津市域内でも特に高齢化が進行している富来田地区で、リストバンドやカードを使用したタッチ決済導入への実証実験を開始するなど、利便性の向上や高齢者への普及も目指している。

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