熊本県人吉市、電子地域通貨「きじうまコイン」運用開始
熊本県人吉市が6日、株式会社フィノバレーが提供するデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy(マネーイージー)」を活用した電子地域通貨「きじうまコイン(きじこ)」
の運用を開始した。
きじうまコインとは
きじうまコイン(きじこ)は、人吉市ときじ馬スタンプ協同組合、人吉商工会議所が連携して提供する電子地域通貨で、アプリを通じてポイントをチャージすることで、人吉市内の飲食店や物販店など加盟する約100店舗でキャッシュレス決済が可能となり、人吉市外在住者も利用することができる。
チャージが可能な場所としては、全国のセブン銀行ATMの他、人吉市の総合交流施設くまりばなど3ヶ所にチャージ専用機が設置される予定となっており、チャージ後のコイン有効期限は最終利用日から1年間となる。
また、デジタルプレミアム商品券事業として、5,000円をチャージした先着約5,000人に、一人最大5,000円分のプレミアムポイントが付与される。
ポイントの有効期限は令和4年2月28日までとなっている。
背景と今後の展望
きじうまコイン提供の背景として、熊本地震、令和2年7月豪雨災害の復興と、新型コロナウイルス感染症対策があり、地域の活性化と、お金の地域内循環を促進しつつ、今後、人吉市が付与する行政ポイントの受け皿としての活用や、地域の情報インフラとしての活用も目指していく。