高松市、スマホアプリを活用した地域通貨運用へ

高松市、スマホアプリを活用した地域通貨運用へ

高松市、スマホアプリを活用した地域通貨運用へ

香川県高松市が、サイテックアイ株式会社(高松市)と連携し、スマホアプリを活用した地域通貨の運用や、助成金などの公的給付をアプリ上で行うことのできる仕組みを導入することが明らかになった。

スマホアプリで公的給付も

日本経済新聞の報道によると、サイテックアイが提供する香川県の電子地域通貨「めぐりんポイント」について、これまでは基本的に専用カードを用いてポイントをためることができたが、同社が今月4日に運用を開始した決済アプリ「My Digital Wallet」を活用することにより、アプリ上でポイントのやり取りをすることが可能となる。

今後、マイナンバーカードによる個人認証や、子どもをもつ市民へ、子育てに必要な用途に限ったポイント給付など、助成金の受け取りなどにも活用される予定だ。

また、高松市では住民の同意を得たうえでポイントの利用状況などを把握し、現場のニーズに即した行政サービスの提供につなげていく考えだ。

電子地域通貨「めぐりんポイント」とは

めぐりんポイントは、香川県内の約500か所の店舗や施設等で利用できる地域共通のコミュニティポイントで、買い物以外の地域貢献活動や、電力・ガス料金のポイントとの交換など、生活の様々なシーンでためることができる。

高松市は「スマートシティ」構想を推進するため、IoTの普及にも力をいれており、2022年度中にも本アプリによる公的給付の実現を目指したい考えだ。

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