暗号資産レンディングサービス「セルシウス」が破産申請
米暗号資産(仮想通貨)レンディングサービス大手Celsius Network(セルシウス ネットワーク)が13日、米連邦破産法第11条に基づく破産申請を行ったことが明らかになった。
破産申請後の再建を目指し
セルシウスの負債総額は10億~100億ドルにも上ると見られており、今回破産申請を行った上で手元資産1億6,700万ドル(約230億円)を元手に業務の再編を行い、経営を立て直す考えだ。
セルシウスの共同創設者兼CEOであるAlex Mashinsky氏は次のように述べている。
「私たちは、このプロセスを通じてセルシウスを導くための強力で経験豊富なチームを編成しています。セルシウスの歴史において、これは決定的な瞬間であり、決意と自信を持って行動することが地域社会に貢献し、会社の未来を強化したと確信しています。」
今年6月には取引全般を停止
セルシウスは,高年利の商品などで人気を集め、2020年当時22億ドル程度であった管理資産は、2022年には120億ドルにも上っていたが、先月13日、「極端な市況による環境の悪化」を理由に預かり資金の出金など取引全般の一時停止を発表し、一部では暗号資産市場にも大きな影響を及ぼしたとの見方もされている。