世界の仮想通貨ユーザー数は2年で189%増加!|ケンブリッジ大(CCAF)調査

世界の仮想通貨ユーザー数は2年で189%増加!|ケンブリッジ大(CCAF)調査

世界の仮想通貨ユーザー数は2年で189%増加!|ケンブリッジ大(CCAF)調査

2018年から2020年の2年で世界の暗号資産(仮想通貨)ユーザー数が189%増加したことが、英国ケンブリッジ大学が所有する学術研究機関「Cambridge Centre for Alternative Finance(CCAF)」調査で明らかになった。

3RD GLOBAL CRYPTOASSET BENCHMARKING STUDY

CCAFは24日、50か国以上の280を超える暗号資産エンティティから収集されたデータを利用したレポート「3RD GLOBAL CRYPTOASSET BENCHMARKING STUDY(第3回グローバル暗号資産ベンチマーク調査)」を公開した。

同レポートでは、暗号資産(仮想通貨)における市場セグメント(取引所、支払い、カストディ、マイニング)や、暗号資産業界の現状に関する新たな洞察を提供している。

世界の暗号資産ユーザー数は大幅に増加

2018年に公開された第2回の同レポートでは、2018年時点での世界の暗号資産ユーザーは3,500万人であったことに対し、先日公開された第3回のレポートでは現在は1億人を超えるユーザーがブロックチェーン技術に基づいたビットコインやその他の資産を所有していることがわかった。

出典:Cambridge Centre for Alternative Finance

レポートによると、世界の暗号資産ユーザー数は189%増加しているという。

CCAFは、この調査結果について「ユーザー数の189%の増加は、アカウント数の増加(37%増加)と、個人のIDに体系的にリンクされているアカウントの割合の増加の両方によって説明できます。」と説明している。

また、「これにより各サービスプロバイダーのアカウントに関連付けられているユーザーの最小数の見積もりを増やすことができます。」と付け加えている。

北米、ヨーロッパでは40%がアクティブユーザー

CCAFの調査では、地域ごとのユーザーアクティビティについても報告されている。

地域ごとで見ると、北米とヨーロッパで事業を行う暗号資産取引所のユーザーアクティビティが最も高く、すべてのユーザーの40%がアクティブであると報告されているという。

CCAFは、公開データと調査を、検証済みユーザーからの情報と検証済み暗号資産アカウントの平均比率と組み合わせているという。

研究者は、「研究で使用された方法論には限界があるが、その数は“世界規模での暗号資産の保有者の総数の信頼できるおおよその数字”を提供する」と述べている。