ビットコインのボラティリティは2014年以来最高レベルに!
ビットコインのボラティリティは最近、2014年以来最高レベルに達しました。専門家は、ビットコインの価格帯を拡大させたいくつかの要因を特定しました。
「クジラ」の存在
仮想通貨、特にビットコインにおいては総発行枚数の4割を1,000人ほどが保有しており、その人達のことを「クジラ」といいます。
この仮想通貨の大保有者で巨額の資金を動かす「クジラ」の存在がBTCの為替レートに影響を与えている。ビットコインを今年の最低レベルに下げたのははこれらのプレーヤーだと指摘。
※クジラとは仮想通貨市場だけの専門用語ではなく、株式市場なども含めた経済界で使われているスラングです。また、英語でクジラはwhale
また、Bitcoinist.comによるビットコインのボラティリティの背後の存在についての世論調査では、回答者の40%が「クジラ」だと確信している。
Is this #BTC pump real or ‘whale-manipulated’?
— Bitcoinist.com (@bitcoinist) March 20, 2020
そして2週間前、BitMEX取引所での積極的な販売により、ビットコイン(BTC)は4,000ドルを下回りました。現在(2020年3月23日)はBTC価格は6000ドル付近を推移している。
ビットコインのボラティリティインデックスは、過去6年間で最高を記録しており、仮想通貨バブルと言われた2017年でも約7.7%。しかし、ここ数日間で10%を超えます。このような広範囲にわたる通貨価格の変動が最後に発生したのは、市場が現在よりも発展していなかった2014年でした。
「クジラ」以外の存在
中小規模のBTC保有者もボラティリティに影響を与えている。いまだ終息の目途が立たないコロナウイルス感染の状況では、投資家の多くが現金を必要とするため、BTCの売りが行われました。
その後、仮想通貨投資家は、この割引価格のビットコイン(BTC)を購入し始めました。そして、これは通貨変動幅(ボラティリティ)の拡大につながっています。
ビットコインや仮想通貨の相場分析の一つとして、巨額の資金を動かす存在「クジラ」の動向を観察すれば、相場分析での参考にすることができるとも言えます。
仮想通貨の特徴であるブロックチェーンの取引履歴の記録を追えば、クジラの動きを見ることができるということです
ビットコインのクジラの動かすマネーは数十億~数百億円ほどでBTCのウォレットのアドレスでは、保有者の個人情報はわからないものの、BTCの保有量や出し入れの履歴を把握できます。
一方、欧米金融界の「クジラ」といえば、ウォーレン・バフェット氏やジョージ・ソロス氏などの大物投資家、ロックフェラーやロスチャイルドといった財閥などが有名です。
金融界にはさまざまな「クジラ」と呼ばれる投資家が存在し、数十億ドル・数百億ドルものマネーを日々動かしています。