Braveブラウザ、フィッシング詐欺から暗号資産ユーザーを保護する新たな機能

Braveブラウザ、フィッシング詐欺から暗号資産ユーザーを保護する新たな機能

Braveブラウザ、フィッシング詐欺から暗号資産ユーザーを保護する新たな機能

プライバシー保護を重視した次世代型ブラウザBraveが、フィッシングWebサイト対策ソリューションを提供するPhishFortと提携し、フィッシング詐欺から暗号資産(仮想通貨)ユーザーを保護するプラグインPhishFort Protectのリリースを発表した。

ブラウザ上でリアルタイムにユーザーを保護

PhishFortは、悪意のあるwebサイト、ドメイン、モバイルアプリ、SNSアカウントなどを迅速に検出し、ユーザーに警告することで、フィッシング詐欺を防止することができるソリューションを提供しているが、ユーザーが既にwebサイトにアクセスしてしまっていた場合、被害を完全に防ぐのが難しかった。

今回無料のオープンソースプラグインとしてリリースされたPhishFort Protectは、月間1800万人以上のアクティブユーザーがいるBraveと提携し、PhishFortのフィッシングインテリジェンスをブラウザに直接統合することで、リアルタイムでのフィッシング攻撃からの保護や、ブラウザに組み込まれた暗号資産ウォレット機能のセキュリティ対策として機能する

フィッシング詐欺による被害の増加

7月15日夕方、大手仮想通貨(暗号資産)取引所の関係者や、著名人、有名企業などのツイッター公式アカウントが次々とハッキングされ、任意のwebサイトへの誘導や、ビットコインの送金などを呼びかけ、12BTC(約1200万円)以上の被害額となる詐欺行為が行われた。

また、同じように著名人のSNSやYoutubeアカウントがハッキングされ、ライブストリーミングなどを利用したフィッシングや、暗号資産の送金の呼びかけなど、様々な手口が確認されており、今後もハード面やソフト面でユーザーを保護する仕組みの強化が望まれる。