ビットコインが暴落、出金サービス停止も
13日米国株式市場は大幅続落し、これを受けて相場が下落傾向にある暗号資産(仮想通貨)市場でもビットコインが20,000ドル台まで暴落するなど投資心理の冷え込みにも拍車がかかっている。
米国株式市場が続落
米国株式市場では、連邦準備理事会(FRB)による積極利上げで、米経済はリセッション(景気後退)に陥るとの懸念などから、S&Pは4営業日続落し、過去3カ月で最長の下げを記録した。
相場が下落傾向にあった暗号資産市場も影響を受け、14日にはビットコイン価格が一時284万円台まで下落した。
出典:Coinmarketcap
Celsius Networkが出金などの取引を停止
米レンディングサービス大手Celsius Network(セルシウス ネットワーク)が13日、「極端な市況による環境の悪化」を理由に預かり資金の出金など取引全般の一時停止を発表し、暗号資産市場に混乱が広がった。
Celsius Networkは、DeFi(分散型金融)のレンディングプラットフォームなどを提供しており、20%近い年利がつく商品などで人気を集め、2020年には管理資産が2倍超となる22億ドルを突破するなど利用者も多く、市場への影響は大きかったものと思われる。