相次ぐ市場参入、1年で4倍強!遂に1ビットコイン(BTC)3万ドル突破!

相次ぐ市場参入、1年で4倍強!遂に1ビットコイン(BTC)3万ドル突破!

相次ぐ市場参入、1年で4倍強!遂に1ビットコイン(BTC)3万ドル突破!

2日、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)が初めて3万ドルの大台を突破した。価格が1年で4倍強となり再びバブルの様相を見せるビットコイン相場の波乱要因となっている。

米マイクロストラテジー、調達資金の一部をBTC買い増しに!バブル期の財テク再来!?

ビットコイン(BTC)の価格は、昨年12月16日に初めて2万ドルを突破してから半月あまりで1万ドル超上昇したことになる。

「株主に1000億ドルの利益を提供したければ、バランスシートを米ドルからビットコインに転換してみて」。20年12月20日、データ分析を手掛ける米マイクロストラテジーのマイケル・セイラー最高経営責任者(CEO)はツイッター上で米テスラのイーロン・マスクCEOにこう呼びかけると、マスク氏は「可能なのか」と応じた。

マイクロストラテジーは1989年創業のデータ分析を手がけるナスダック上場企業だ。新型コロナウイルス下、インフレリスクに備えた財務をつくる狙いからビットコインへの投資を始めた。12月には6億5000万ドルの新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行し、調達した資金の一部をビットコインの買い増しに充てた。こうした行為は1980年代バブル期の企業による財テクを想起させる。

1000BTC保有ウォレット数2000超え、過去最高に!

電子決済大手スクエアは20年10月、総資産の1%にあたる約53億円分のビットコインを購入したと明らかにした。

スクエアは自社アプリを通じてビットコインを個人に販売している。ブロックチェーン(分散型台帳)分析を手がける米チェイナリシスは20年12月10日付のリポートで「大口の投資家が参入してきている」とし、足元の市場動向についてこう分析する。

根拠としたのが1000BTCを保有するウォレットの数だ。20年は2000強と17%増え、過去最高になった。17年の「ビットコインバブル」時は個人が少ない元手で何十倍もの取引をできるレバレッジ取引が幅を効かせ、「上がるから買う」という個人の投機マネーが主役だった。

今回の違いは機関投資家や企業といった大口マネーの存在だ。米マスミューチュアル生命保険は20年12月10日、1億ドル(約104億円)をビットコインに投資したと発表した。ゆえに小さい池にクジラが登場しやすくなる。

仮想通貨交換業を営むビットバンク(東京・品川)の長谷川友哉マーケットアナリストの試算によれば、ビットコインの新たな買い手として名が挙がるグレイスケール、ストーン・リッジ、マスミューチュアル生命保険、スクエア、マイクロストラテジーの5社が保有するビットコインは推定で60万BTC(ビットコインの単位)となっており、20年1年間の新規供給量(44.7万BTC)を大きく上回った。

出典:coinmarketcap

20年12月16日に初めて2万ドルを超えてからわずか2週間あまりで3万ドルを突破したビットコイン価格はこうした需給相場によって支えられている。

米電子決済大手ペイパル・ホールディングスが21年から加盟店での支払いを可能にするなどただ、ビットコインには株式投資におけるPER(株価収益率)のような投資尺度がなく、押し目買いを入れづらい。クジラがひとたび売りにまわれば荒れ相場が待ち受ける。

 

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