暗号資産NEMのSymbol、問題発生のためメインネットローンチを延期
暗号資産(仮想通貨)NEMは、3月15日に予定されていた新チェーンSymbol(XYM)のメインネットローンチについて、問題が発生したため急遽延期とすることを発表した。
ローンチ作業中に異常を確認
発表によると、Symbolのメインネットローンチの作業中、あるステップにおいて異常が確認され、その問題について現在調査中であり、作業に数時間を要するためローンチを延期したとのことだ。
ローンチに関してのアップデートです。
概要:
•ローンチは15日UTCを過ぎて遅れています。
•ローンチ作業は進行中であり、現在オーバーランしています。
•1つのステップで特定された異常があります。
•調査中であり、数時間かかります。
•次の更新2021年3月16日16:00UTC前になります。 https://t.co/UkPbI1mO9T— NEM 日本の窓口🇯🇵 / Symbol from NEM (@NEM_Japan) March 16, 2021
なお、作業の進捗状況について16日16:00UTC(日本時間の17日午前1時)に情報が更新される予定だ。
グループ全会一致で延期を決定
NEMグループのDave Hodgson氏によると、現時点で問題の詳細は不明だが、環境、展開、ネットワークセキュリティに関連している問題である可能性が高く、詳細を特定する必要があるという。
メインネットローンチの延期については、開発者やテストチームを含めたNEMグループの間で全会一致で決定されたといい、Hodgson氏は次のようにコメントしている。
「誰もが耳を塞ぎたくなるようなニュースで、特に毎日長時間作業に従事しているスタッフにとって今回の決断は非常に難しいものでした。ただし、ネットワークが安定して、安全に、そして確実に起動することを保証することは、正しい道です。」