Ripple(リップル/XRP)の詳細・特徴・将来性|時価総額2位!国際送金の問題解決の為に誕生した仮想通貨!基本解説

Ripple(リップル/XRP)の詳細・特徴・将来性|時価総額2位!国際送金の問題解決の為に誕生した仮想通貨!基本解説

リップルは国際送金でとても優位性をもつ仮想通貨で、ビットコインに次ぐ時価総額ランキング2位を誇る仮想通貨でもあります。(2018年12月時点)

その為、サンタンデールやUSBといった世界7大銀行に加え、国内もSBIグループや三菱UFJ銀行など、銀行を中心に100社以上と企業提携をしています。

XRPの最新価格・相場・チャート・評価

 

 

リップル(Ripple/XRP)とは?

リップルは、アルトコインの中でも注目の高い仮想通貨ではありますが、厳密に言えば仮想通貨ではなく、日本円やアメリカドルのように、異なる国の国際送金の効率を上げるためのプラットフォームです。

また、勘違いしやすい所の一つですが、リップルとは、リップル社の送金システムの事を示し、XRPとはリップル社の作成したシステム(リップル)内で使用される基軸通貨の事です。

まとめると、「リップル=送金システム」「XRP=独自の基軸通貨」です。

1.リップルの誕生・歴史

リップルは、2004年にRyan Fugger氏により「RipplePay]を開発したことから始まり、2005年には「Ripplepay.com」というサイトが立ち上がりました。

2008年にサトシ ナカモトという謎の人物が発表した論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:ピア・ツー・ピア電子キャッシュシステム)」 よりも4年前から動いていた事になります。

2012年にはリップル・プロジェクトの指揮権をChris Larsen氏に譲渡し「OpenCoin Inc.」を設立。

2013年には 「OpenCoin Inc.」から「Ripple Labs Inc.」に社名変更。同年2013年に 「Ripple Labs Inc.」は「The World Community Grid」でXRPの配布を開始した。

2015年には 「Ripple Labs Inc.」から現在の「Ripple Inc.」に 社名変更をしている。

ビットコインの方が世に出るのは先ですが、リップルのはじまりは、それよりも4年も早く、歴史的には長いコインの一つとも言えます。

2.リップルの目的

リップルが将来的に目指しているものは、「価値のインターネット(Internet of Value ,IoV)」を実現させる事です。

「価値のインターネット(IoV)」とは現在、私たちがインターネットを通じて色々な情報を瞬時に伝達できるようになったように、「価値(資産)」も瞬時に移動できるという事です。

その1つとしてリップルは国際送金への特化している一面があります。従来の国際送金には、中間機関や仲介業者を介すことにより、送金確認や伝達に時間がかかり、その仲介業者に余計な手数料が発生しています。

このような摩擦があり、それに慣れてしまっているのが現実です。

そこで、リップルはILP、XRP、XRP Ledger、proof of Consensus等の仕組みを活用したソリューション(製品)を銀行等と提携し提供する事により課題を解決しようとしています。
(※ILP、XRP、XRP Ledger、proof of Consensus は後述します)

しかし、あくまで価値のインターネットを構築するための1つの手段とされています。

リップル(Ripple/XRP)の詳細

通貨単位    XRP

運営主体    Ripple Inc. (リップル社)

総発行量    1000億XRP

承認方式    PoC (proof of Consensus)

承認速度    約5秒

リップル(Ripple/XRP)の仕組み・特徴

仕組み1 ILP(Inter Ledger Protocol/インターレジャープロトコル)

ILPとは、さまざまな通貨の台帳を繋ぐ事ができるシステムです。

例えば、円やドル、円やビットコインといった、別の種類の支払い手段をスムーズに交換できます。

リップル社の目的である「価値のインターネット(IoV)」を実現するには、ILPは欠かせない仕組みと言えます。

仕組み2 XRP(エックス・アール・ピー)

XRPとは、リップル社が開発したシステム内で使用する独自の仮想通貨です。

XRPにはシステム内での大きな役割が二つあります。

一つ目は「ブリッジ通貨」です。通貨の決済の間に中間機関をいれず、XRPを利用する事により、時間・手数料を低減させる事が出来ます。

例として国際送金のときは、「日本円→XRP→米ドル」といったように中間通貨として利用されます。

二つ目は、「システム手数料」です。リップルで送金、決済する際には、少額のXRPが手数料として微収されます。

そこで、ネットワークの負荷に比例してXRPが増加する設定になっており、それにより、悪意ある攻撃からシステムを守れるという役割があります。

仕組み3 XRP Ledger(エックス・アール・ピー レジャー)

XRP Ledgerは、文字通り「XRPの台帳(Ledger)」です。

XRP Ledgerとは、XRPを利用した、送金や決済などの取引を記録するための分散型台帳です。リップル社等のサーバーが一括管理しているわけではないので、一つのサーバーを攻撃しても取引情報を改ざんすることは極めて困難な設計がされています。

ビットコインの分散型台帳は「ブッロクチェーン」ですが、リップルにとっての分散型台帳は「XRP Ledger」となります。

仕組み4 Proof of Consensus(プルーフ・オブ・コンセンサス)

Proof of Consensus(PoC)とは、リップルで採用しているコンセンサスアルゴリズムです。

Validatorという特別な参加者の8割以上が承認した台帳をXRP Ledgerで管理する事を定めています。

このValidatorは、誰にでもなれるものではなく、リップルが管理しているUNL(Unique Node List)から信頼出来る企業や大学などから選出されています。

つまり、信頼出来るValidatorに承認を任せる事により、改ざんなどの不正が発生するリスクを減らしているとされています。

Ripple Netが構成する3つのソリューション

Ripple Netとは、リップル社が提供する国際送金を円滑にするネットワークシステムです。

Ripple Netにはリップル社がIoVを実現するのに欠かせない3つのソリューション(製品)が存在します。

xCurrent: 銀行間での即時国際送金を可能にするためのソリューション(銀行向け)

xRapid :XRPを利用する事で、瞬時な送金と送金コストの低減を実現するソリューション(送金会社や通貨発行業者向け)

xVia :Ripple Netに登録していない人々がシームレスに送金できるソリューション(個人・企業向け)

リップル(Ripple/XRP)の将来性

リップルは、Ripple Netを利用して国際送金の問題を解決し、送金システムの革命を起こしうる存在なのは、間違いありません。現在も提携先は増加しており、開発目的からわかるように金融機関が大多数を占めているので、期待されています。

しかし、リップルの目的はあくまでも「価値のインターネット(IoV)」と提言しています。

現在は多くの銀行が提携していますが、インフラが整い、次の段階に移行するとweb上で大きく革新的なことが起こりうる可能性を秘めています。

今後、リップルがどのように躍進していくのか、目が離せません。

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