仮想通貨は法定通貨である日本円やドルと同じように通貨として使用することが出来ます。
世界中でビットコインなどの仮想通貨を使用して買い物することは現在可能ですが、皆さん実際の店舗の支払いで使用されたことはありますか?おそらく、使用された人は少ないのではないでしょうか?
使用しない理由としては、取引所で購入した仮想通貨をウォレットに移動するのが手間という意見もあります。
今回、ご紹介するPundi X(プンディエックス/NPXS)は、仮想通貨での決済を容易にし、日常生活をより便利にする事を目的としたプロジェクトです。
コンビニやレストランでクレジットカードを使うような感覚で仮想通貨を使い、決済が出来る為、今後の仮想通貨の普及に大きなインパクトを与える可能性があり注目されています。
この記事では、Pundi X(プンディエックス/NPXS)の詳細や特徴・将来性について詳しくご紹介致します。
NPXSの最新価格・相場・チャート・評価
Pundi X(プンディエックス/NPXS)とは
Pundi XはERC20準拠している仮想通貨で、略号は「NPXS」と表します。PundiXの開発チームの拠点はインドネシアのジャカルタと中国の深センにあり、それぞれ15人前後のスタッフが日々開発を行っています。中国の深セン市は世界でも有数のITの最先端都市として知られています。
Pundi Xは「仮想通貨での決済を容易にし、日常生活をより便利にする事を目的としたプロジェクト」です。
独自のPOS(販売時点情報管理)システムを備えたデバイス「PundiX POS」を活用する事で、QRコードを使用したキャッシュレス決算を簡単に行う事が可能となります。
また、インドやインドネシアでは、500店舗が既に導入済みで、必要なのは、このデバイス「PundiX POS」を普及させることだけです。プロジェクトの実用化がここまで進んでいる事も注目される大きな要因となっています。
▼下記の動画を一度ご覧なってください。文章で説明するより実際の使用シーンを見てもらった方が「PundiX POS」のイメージを掴みやすいです。
Pundi X(プンディエックス/NPXS)の詳細
通貨単位 NPXS
総発行量 280,255,193,961NPXS
トークン規格 ERC-20
公開日 2018年
Pundi X(プンディエックス/NPXS)の特徴
Pundi Xが開発したPOSシステム「PundiX POS」
PundiX POSとは、コンビニやスーパーなどのレジにも搭載されている「POSレジ」と同じ仕組みを採用しています。
POSレジとは、お客さんのお買い物情報を管理できるシステムを搭載したレジの事です。
「いつ、どこで、どのような商品が、いくらで、いくつ売れたか」等の情報を計測し管理出来ます。
PundiX POSを導入している店舗なら、ユーザーは、電子マネーのQUICPayやApplePayのように簡単に仮想通貨で支払いをする事が可能になります。また、複数の仮想通貨やウォレットをサポートしており、互換性が高いため様々なブロックチェーンプラットフォームと統合する事が可能となっています。
下記の仮想通貨が対応しています。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- XEM(ネム)
- QTUM(クォンタム)
- ACT(アチェイン)
- XLM(ステラ)
- NPXS(プンディエックス)
- その他ERC-20、QRC-20トークン
仮想通貨以外にも法定通貨、銀行カード、モバイルウォレット、Pundi X Passカードで簡単に支払いができるようになります。
QRコードで簡単に仮想通貨の購入も可能
一般的に、仮想通貨を使うためには、取引所で購入してそれをウォレットに移す必要があるため、一般の人には手間だと言えます。これが仮想通貨を決済で使用しない1つの理由とも言えます。
しかし、Pundi XのPOSシステムはこの問題を解決することが可能です。
PundiX POSにQRコードをかざせば、クレジットカードや現金で仮想通貨の購入ができます。
さらに、同じようにQRコードをかざすだけで、支払いも可能です。
つまり、カフェやレストラン・コンビニ等でPundiX POSの導入が広がることにより、簡単に仮想通貨を購入でき、尚且つ電子マネーのように仮想通貨を使って支払いが出来る事になります。
上記で紹介しているのは、標準規格のXPOSですが、今後さらに「XPOS Handy」と呼ばれる小型端末と、Desk型で大きく設置するタイプの「XPOS Desk」という2種類のデバイスがリリース予定となっています。
小型のXPOS Handyはなんと4G回線などのネットワークに接続可能な上に、クレジットカード(VISA・Master)やApple Payでの支払いも可能になる予定です。
大型のXPOS Deskに関しては、主にディスプレイを大型にする事で、商品広告や店舗広告の表示に利用する事ができます。
ブロックチェーン電話を開発「Xphone」
既存のスマートフォンや携帯電話は、キャリアとなる通信会社を経由する必要がありますが、ブロックチェーンを導入した電話には必要ありません。
新しいブロックチェーンの通話システムは、基本的にスマートフォンデバイスを個々のノードとしてコミュニケーションをつなぐ仕組みです。パソコンとルーター、サーバーが独立したノードとして繋がっているファンクションと同じメカニズムが導入されています。
PundiXのブロックチェーンスマホ「Xphone」の一般リリースは2019年4月から6月をめどに現在テスト段階にあります。
Pundi X(プンディエックス/NPXS)の将来性
Pundi Xは、インドやシンガポール、日本などのアジア各国にPundi X POSデバイスを配布することが予定されています。
具体的には、今後の3年間で70万台のデバイスを店舗に導入する見込みです。
Pundi Xは、すでに店舗での導入も進んでいることから今後のさらなる伸びが期待できます。また、ドバイ経済開発省の支援を受けた子会社「emCredit」は、ドバイ政府の店頭にPundiXのPOS端末をを導入し、国の仮想通貨「emCash」を普及に向けてプッシュすると発表しました。
もし、Pundi X POSデバイスの実用化が進めば、コンビニやカフェ、レストランなどの支払いが仮想通貨で簡単にできるようになります。普及が進めば、アジアの国々に旅行に行く際に、わざわざ現地の通貨を持ち歩く必要がなくなるなど、利用者にも大きなメリットといえます。
仮想通貨での決済を容易にし、日常生活をより便利にする事が目的なので、ビットコインのように高額になるトークンではありませんが、PundiX東京支店も設立され、今後、普及が進めばNPXSの価格が上がる可能性はあります。
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