Ontology(オントロジー/ONT)の詳細・特徴・将来性|中国のイーサリアムと呼ばれる「NEO」との深い関係性をもつ仮想通貨!基本解説

Ontology(オントロジー/ONT)の詳細・特徴・将来性|中国のイーサリアムと呼ばれる「NEO」との深い関係性をもつ仮想通貨!基本解説

近年、さまざまな独自性を持つ仮想通貨が誕生しています。

創業者のネームバリューやビッグプロジェクト、ICOの資金調達額など、公開当初でインパクトのある仮想通貨は認知度があり、注目をあびる事が多いと言えるでしょう。

今回ご紹介する、仮想通貨Ontolgy(オントロジー/ONT)は、中国のイーサリアムと呼ばれる仮想通貨「NEO」と深い関係があり、従来のICOでの資金調達ではなく、NEOの保有している人にエアドロップ(無料配布)されたことで一気に認知が広がりました。

この記事では、そのOntology(オントロジー/ONT)の詳細や特徴・将来性についてご紹介していきます。

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オントロジー(Ontology/ONT)とは

オントロジーは、ブロックチェーン技術を応用したプロジェクトで、通貨単位は、「ONT」と表します。

デジタルIDの取得や個人情報の保護、デジタル資産の運用と保管などの用途にフォーカスした、スマートコントラクト機能を搭載した高性能パブリックブロックチェーンを提供しています。

独自のスマートコントラクトやコンセンサスアルゴリズムを持ち合わせており、他の仮想通貨との差別をはかっています。

また、ブロックチェーンの知識がない企業でも簡単に導入できる点も大きな特徴の1つで個人情報の安全な管理を促進しています。

2018年3月7日に仮想通貨大手取引所バイナンスへ上場、その際にNEOの保有者にONTの無料配布(エアドロップ)が行われました。

仮想通貨「NEO」との関係性

オントロジーは、OnChain社という2014年に設立された中国の会社が開発しているのですが、このOnChain社の設立者は、NEOの創設者のDa HongFeiとEric Zhangの2人です。

NEOカウンシル(評議会)は全ONTの内10%を保有しており、両者の間にはとても深い関係性があるのがわかります。

そして、2018年3月には従来のICOでは無く、NEOホルダーに向けてエアドロップを行いました。

公開当初は、NEOベースに開発された「NEP-5」規格のトークンでしたが、現在は独自の「Ontology1.0」へとメインネット移行しています。

また、オントロジーの技術開発・事業展開において、NEOと正式に協力していくことも発表済みで、将来的にオントロジーとNEOは統合される予定です。

両者は、スマート契約・データ技術・クロスチェーンなど統合して協力することにより、ブロックチェーンとそのアプリの促進を目指しており、両者は互いに市場価格を高めあっていくのではと、注目されています。

オントロジー(Ontology/ONT)の詳細

通貨単位   ONT

総発行量   10億ONT

承認方式   VBFT

公開日    2017年11月27日

オントロジー(Ontology/ONT)の特徴

コンセンサスアルゴリズム「VBFT」高い処理能力

オントロジーのコンセンサスアルゴリズムは、「VBFT」(Verifable-random-function Byzantine Fault Tolerance/ランダム関数付きビザンチン障害耐性型)と呼ばれているものです。

オントロジーが開発した「VBFT」アルゴリズムは、PoS(proof of Stake)・VRF(Verifiable Random Function)・BFT(Byzantin Fault Tolerant)の3つを組み合わせた新しいコンセンサスアルゴリズムです。

VBFTは、特にスケーラビリティを解決する事を目的としてデザインされており、その処理能力は、1秒間に数千もの取引を処理する事が可能と言われいます。これは、トップクラスの処理速度です。

「SmartX」でスマートコントラクトを一括管理・開発がしやすい

「SmartX」は、オントロジーのスマートコントラクトを一括管理できるツールです。

複数のスマートコントラクトのテンプレートとコンパイラが用意されており、利用者が簡単にオントロジーのスマートコントラクトを自身のサイトやビジネスに反映する事が可能となっています。

さらにsmartXを通して、まだ世に誕生してないスマートコントラクトの仕様やコンパイラをオントロジーのSmartXコミュニティーに委託開発する事ができます。スマートコントラクト開発者は世界中のオントロジーの一般開発者と協力してスマートコントラクトを作成する事もできます。

また、オントロジーには複数のプログラミング言語に対応しています。「C#,VB.Net,F#,Python,Java,kotlin,C,C++」等です。今後も増加予定もあり、開発環境は整ってきていると言えます。

メインネット「Ontology1.0」へ移行

オントロジーは、Neoベースの規格からメインネットワーク「Ontology1.0」へ移行しました。

Ontology1.0は、

・分散型台帳とスマートコントラクトが入ったパブリックチェーン

・各別々のパブリックチェーンの交信可能

・分散型身分証明書

・分散型データ管理

・分散型信用評価

が追加されました。

オントロジー(Ontology/ONT)の将来性

オントロジーはNEOとの深い関係性から将来統合される事が決定されていることに加えて政府とも連携する事を目標の1つとして掲げています。

そして、世界的にも有名な中国の大手企業のアリババなどの提携などもあり、とても安心材料のある仮想通貨だといえます。

つまり、資本面や技術面でも、Onchain社は非常に良い開発状況が整っていると言えるでしょう。

今後、オントロジーの将来性には期待度が高いと評価できます。

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