ベネズエラ、独自仮想通貨ペトロ(Petro)で石油や金を販売!
ベネズエラのマドゥロ大統領が政府発行の独自仮想通貨ペトロ(Petro)で石油や金を販売することを明らかにした。「Petro(ペトロ)」はベネズエラにある石油などの天然資源を裏付けされた国家が発行する世界初の仮想通貨である。
マドゥロ大統領は「すでに石油、鉄鋼、鉄、アルミニウムの販売契約を締結しており、金の一部もペトロで販売する」と現地メディアに明かした。
ベネズエラ政府は昨年12月、同国の年金受給者450万人や公務員350万人にペトロを配布し、新年の休暇にはおよそ600万世帯がペトロを使用したという。
マドゥロ大統領は2017年12月に政府発行の独自仮想通貨ペトロの発行を発表し、翌年2月に販売が開始された。 ペトロは同国の深刻な経済危機を背景に、苦肉の策で発行されたとみられている。
価格は天然資源が豊富なベネズエラが誇る埋蔵原油を裏付けとし、原油1バレルと同等の価値とされている。 しかし、埋蔵原油を裏付ける事自体を疑問視する声や、徐々に収束しつつも未だ深刻なハイパーインフレに国内外からも懐疑的な意見が多いのが現状だ。
マドゥロ大統領は、「日常生活に仮想通貨を上手く導入している。試用は上手くいっている。」と主張している。
実際にペトロを配布がされたことは、ベネズエラの年金受給者や公務員にとって福音となったのではないでしょうか。
今後も仮想通貨「Petro(PTR)」及び、ベネズエラ政府の動向にはさらに注目が集まります。