Dash(ダッシュ/DASH)の詳細・特徴・将来性|現金感覚の決済スピードと匿名性が魅力の仮想通貨!基本解説

Dash(ダッシュ/DASH)の詳細・特徴・将来性|現金感覚の決済スピードと匿名性が魅力の仮想通貨!基本解説

ダッシュ(Dash)は国内で仮想通貨取引をしている人なら、聞いた事がある名前かもしれせん。なぜなら、現在は残念な事に一時取引は中止されてますが、国内取引所コインチェックで取り扱いされていました。

ダッシュ(Dash)とは、決済スピードや匿名性に優れている仮想通貨です。匿名通貨としては、ダッシュ(Dash)の他に、モネロ(Monero)、ジーキャッシュ(Zcash)などが有名で時価総額ランキングでも上位に位置づけています。

この記事では、ダッシュ(Dash)のチャート、歴史、詳細・特徴・将来性について紹介していきます。

DASHの最新価格・相場・チャート・評価

 

 

ダッシュ(Dash/DASH)の誕生

ダッシュは、2014年1月にXCoin(XCO)という名称で誕生しました。Xcoinは、当初Litecoinのコードベースからフォークされたものでした。

しかし、XCoinという同名の会社が存在してたという理由で同月28日にXCoinからDarkcoin(DRK)に変更された。Darkcoinは、Bitcoinのコードベースからフォークされたものでした。

また、Darkという言葉の印象も悪く、2015年3月にはDarkcoinから現在のDash(DASH)に改称されました。当時のリード開発者も「Darkcoinの目的はダークウェブをサポートする事では決してありませんでした。ビットコインが初期から抱える諸問題も修正し、信用が不要で分散型、そしてプライバシーを守れる高速の決済プラットフォームを創る事が目的でした」と答えています。

このように、XCoin・Darkcoin・Dashと二度の改称を経て現在に至ります。

ダッシュ(Dash/DASH)とは

ダッシュとは、ビットコインやイーサリアムには無い匿名性や、迅速に取引を可能にする為に開発された仮想通貨です。略称は「DASH」。

モネロやジーキャッシュと同じく匿名通貨と呼ばれ、匿名の高さが有名ですが、現金感覚で使用出来る決済スピードも魅力の一つです。

後述いたしますが、ダッシュは、「プライベートセンド(Private send)」という技術で匿名性を保持し、「インスタントセンド(Instant send)」という機能を実装することにより、迅速な取引を実現しています。

また、ダッシュは日常の生活で使用できる実用性のある通貨として、ハイパーインフレの状況が起きていて自国の法定通貨の信用が地に落ちてる状態のジンバブエの公式通貨としても本格的に動いています。

ダッシュ(Dash/DASH)の詳細

通貨単位   DASH

運営主体   Dash Core Group

総発行量   2200万DASH

承認方式   PoW(Proof of Work)

ダッシュ(Dash/DASH)の特徴

即時決済

ビットコインの取引承認時間は約10分、同じ匿名通貨といわれるモネロ(Monero)の取引承認時間は約2分。

ダッシュは迅速な取引承認を実現する為に、「インスタントセンド(Instant send)」という機能を実装されていることで、

送金や決済の取引承認時間はたったの平均1秒前後です。

「インスタントセンド」の仕組みはマスターノードという特別に選出された承認者を利用することにより承認スピード上げています。

このマスターノードには以下の条件を満たさなくてなりません。

1.1000DASH以上を担保

2.専用のIPアドレス

3.24時間端末を稼働する

条件を満たしマスターノードとして取引承認作業を行うとブロック報酬の45%が与えられます。

このように、特別な条件を満たしている少数のマスターノードという管理者を利用する事により、承認者選びの手間を省き、処理スピードをあげています。

高い匿名性

ダッシュは、誰が誰に送金されたかという情報が第三者にはわからないようになっています。

この匿名性を実現しているのは、「プライベートセンド(Praivate sent)」というコインジョイン(CoinJoin)方式をベースとしたコインミキシングサービスです。

この仕組みは、複数の送金情報を一度プールに集め、プールの中で送金者情報をシャッフルした後にそれぞれの受け取り側へ送金されるようになっています。

そうする事により、取引情報の追跡が困難となり、「誰が誰に送金されたか」という履歴の匿名性を高めています。

高いセキュリティ

ダッシュは、高いセキュリティを実現している暗号化方式である「X11」を採用しています。

X11は、暗号化方式の一種で11種類のハッシュ関数(blake,bmw,groestl,jh,keccak,skein,luffa,cubehash,shavite,simd,echo)を組み合わせたものです。

暗号化されたデータが第三者に解読されるリスクが低く、消費電力もScryptより低いと言われています。

※ハッシュ関数とは、あるデータを暗号化するために使われる関数の事

ダッシュ(Dash/DASH)の将来性

ダッシュは、匿名性が高く、決済スピードも速く、セキュリティが高い、実用性のある決済に特化した仮想通貨です。

しかし、ダッシュに限らず、匿名通貨とよばれる、モネロやジーキャッシュも同じですが、匿名性が高い故の問題もつきまといます。

匿名を活かした資金洗浄いわゆる「マネーロンダリング」、武器や違法薬物などを販売する「ダークマーケット」など実際に犯罪に使用されてしまう事から、国や政府が規制に乗り出す可能性は容易に考えられます。

その一方で仮想通貨専用のATMを提供しているLamassu社との業務提携やジンバブエにおいて公式通貨になろうと本格始動したり、ベネズエラでSMSペイメントサービスを開始するなど、南米でのユーザーが拡大し、実際に支払い決済システムとして使用されています。

今後、匿名通貨で決済利用に特化したダッシュが規模を拡大していけば、より仮想通貨の知名度があがり、仮想通貨の実用化の可能性が増すと考えられます。

今後のダッシュの実績、取り組みにも世界が注目しているといえます。

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