暗号資産Polkadot、コア機能「パラチェーン」実装を前に価格高騰
暗号資産(仮想通貨)Polkadot(ポルカドット)が、ブロックチェーン間の相互運用性を実現するための機能「パラチェーン」実装を前に価格が高騰し、一時史上最高値となる42ドルを突破し、週間で約40%の価格上昇となった。
出典:Coinmarketcap
異なるブロックチェーン間をつなぐプラットフォーム
Polkadot(DOT)は、イーサリアムの共同創業者Gavin Wood(ギャビン・ウッド)氏が共同創業し、昨年5月にメインネットがローンチされた。
ブロックチェーン間の相互運用性を実現し、「プラットフォームのプラットフォーム」を目指すことをコンセプトとしており、現在、異なるブロックチェーン間でシングルブロックチェーンよりも多くのトランザクションを処理することを可能とするPolkadotのコア機能であるパラチェーンを実装するためのフェーズとなっている。
実装後はコミュニティの意向の従い、有益なチェーンや機能が随時追加されていく予定だ。
国内企業がPolkadot初となるクロスチェーンの通信に成功
東京に本社を置くステイクテクノロジーズ株式会社が開発するパブリックブロックチェーンPlasm Networkが18日、Polkadotのテストネット上で異なるブロックチェーン同士のクロスチェーンの通信に成功したことを報告した。
超速報: Plasm Networkが世界初Polkadotの実際のテストネット上で異なるブロックチェーン同士のクロスチェーンの通信に成功しました。言葉どおりWeb3.0を正に作っています。@akru_me awesome work!! https://t.co/4ZsAdpPeJV
— 渡辺創太(Stake Technologies) (@Sota_Web3) February 18, 2021
これはPolkadot史上初となる事例で、今後パラチェーンの実装を含めたPolkadotの進展の追い風となることが期待される。