BinanceCoin(バイナンスコイン/BNB)の詳細・特徴・将来性|大手仮想通貨取引所「BINANCE」が発行する仮想通貨!基本解説

BinanceCoin(バイナンスコイン/BNB)の詳細・特徴・将来性|大手仮想通貨取引所「BINANCE」が発行する仮想通貨!基本解説

仮想通貨の取引をしている方は、もしかしたら聞いた事がある通貨かもしれませんが、バイナンスコイン(BinanceCoin)は、通貨名称から想像できるように、あの海外大手仮想通貨取引所「BINANCE」が発行する仮想通貨です。

仮想通貨取引所「BINANCE」の知名度や利用者数の多さの影響ももちろんありますが、バイナンスコインの利用や保有する事にも多くのメリットがあり人気があることから、時価総額ランキングでも20位以内の14位に位置づけてます。(2019年1月時点)

この記事ではバイナンスコイン(BinanceCoin)のチャートや詳細・特徴・将来性などを紹介していきます。

BNBの最新価格・相場・チャート・評価

 

 

バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)とは

バイナンスコインとは、本社を香港から地中海のマルタ島に移転した世界最大手の仮想通貨取引所であるBINANCEが運営・管理する仮想通貨です。

取引所BINANCEの独自トークンとして2017年7月に発行されました。

略称は「BNB」と呼びます。

現在、バイナンスコインはERC-20トークンであり、イーサリアム・ブロックチェーン上で構築されています。

2018年12月4日にBINANCEのCEO、ジャオ・チャンポン(CZ)氏が独自のブロックチェーン「バイナンスチェーン」のローンチについて数ヶ月以内に予定してると発表しました。

もし、バイナンスコインが「バイナンスチェーン」に移行すれば、スケーラビリティの問題を抱えてきたイーサリアムチェーンからの独立を意味します。

※バイナンスチェーンとは、ブロックチェーン資産の移転と取引に着目したブロックチェーン

後述しますが、現在のバイナンスコインの主な用途は、取引所BINANCEでの取引手数料の割引です。利用者はバイナンスコイン(BNB)で取引すると手数料が25%割引されます。(2年目時0.075%)※通常は取引手数料0.1%です。

今後、バイナンスチェーンの移行により、バイナンスコインの新たな使い道が期待さます。

「BINANCE」のCEO ジャオ・チャンポンの経歴

ジャオ・チャンポン氏は中国の江蘇省で生まれ、両親はともに教師だった。

早くに父を亡くしたジャオ・チャンポン氏は10代の頃、家計を助ける為、マクドナルドやガソリンスタンドで、夜勤のアルバイトをしていた。

大学でコンピューターサイエンスを学び、ソフトウェアエンジニアとして東京証券取引所やニューヨーク取引所のシステム構築を行っていた。

2013年にポーカー仲間のベンチャー投資家から仮想通貨の存在を知ったジャオ・チャンポン氏は、ビットコインのウォレットを提供する「Blockchain.info」に3番目の社員として参加し開発部門の主任とし、ロジャー・バーやBen Reevesといった仮想通貨のエバンジェリストと交流を深めた。

2014年には上海の家を手放して、財産は全てビットコインに交換しました。

2017年には取引所「Binance」を立ち上げた。そして、破竹の勢いで成長し、雑誌フォーブスが発表した「世界の仮想通貨長者ランキング」で、ジャオ・チャンポン氏の資産額は11~20億ドルと算定され世界3位にランク入りしている。

バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)の詳細

通貨単位   BNB

運営主体   BINANCE

総発行量   2億BTB→1億BTBに減少する

バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)の用途

取引手数料の割引

バイナンスコイン(BNB)をBINANCE内の取引で利用すると、仮想通貨取引手数料が割引されます。

BINANCEは、元々取引手数料が0.1%と他の取引所と比較して安いのですが、BNB払いにするとさらに安くなるのです。

しかし、割引率は年々減少していきます。

1年目:50%割引→0.05%

2年目:25%割引→0.075%

3年目:12.5%割引→0.0875%

4年目:6.75%割引→0.09325%

5年目:割引無し→0.1%

※割引開始時期ですが、BINANCEがBNBによる手数料支払いを開始した2017年7月25日を意味します。決してユーザーがBINANCEに口座開設した日や取引開始した日ではありませんのでご注意ください。

割引年数に制限がありますが、他と比べ通常の取引手数料よりも安い手数料からさらに割引されるとなると、とても実用性のある通貨といえます。

仮想通貨の購入(保有目的)

BINANCEでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)、バイナンスコイン(BNB)の4つの銘柄が通貨ペアの軸となっています。

もっとも多い通貨ペアは、ビットコインを軸にしたもので、取引仮想通貨は120種類以上にも及びます。

しかし、バイナンスコインを軸とした通貨ペアも少なくはなく、70種類以上が取引できます。

今後さらに、増加する可能性がりますので、バイナンスコインを保有しておく選択肢がでてきます。

上場させたい通貨の人気投票

BINANCE「Community Coin of the Month」では、次に上場させたい仮想通を人気投票で選ぶというイベントがあります。

このイベントへの参加は、バイナンスコイン(BNB)を所有している人なら誰でも参加ができ、投票するには0.1BNB必要とされています。

世界最大手の取引所への上場は、通貨の高騰への要因になり得るため、注目のイベントとなっています。

新規上場銘柄の事前購入

BINANCEでは、新たに上場する通貨を事前に配布する事があり、その配布される通貨を購入する際にバイナンスコイン(BNB)を利用する事が多いです。

割安な価格時期に購入出来る事から、バイナンスコイン(BNB)の需要が高くなります。

バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)の特徴

BNBは4半期毎にバーンされる

バイナンスコイン(BNB)の総発行枚数は2億BNBですでに発行済み。これを4半期毎に利益の20%を利用して、買い戻し、また買い戻しされたBNBは、保有されるのではなく、バーン(消去)されていきます。

これにより、コインの流動性が生まれ、BNBの一枚あたりの希少性が高まり、価値が下がらないよう仕組みをとっている。

最終的には総発行枚数は半分の1億BNBまで買い戻しされる予定。

知り合いを紹介するとBNBで報酬

知り合いにBINACEを紹介し、その知り合いがBINANCEで取引すると、その取引量に応じて手数料の20%のBNBが紹介者に報酬としてもらえます。

また、500BNB以上保有していると報酬額は2倍の40%になる仕組みとなっています。

バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)の将来性

バイナンスコインは、BINANCE内で仮想通貨の取引をするには、とてもお得で実用性のある通貨となっています。

今後、取引手数料が割引率が下がるも、定期的な買い戻しバーンにより、1BNBの希少性は高まり、価値は高まると言えます。

また、BINANCEが今後、BNBを利用した分散型取引所の設立や、バイナンスチェーンの実装などの発展をすれば、さらにBINANCEへの期待値が上がるのと、リンクしてバイナンスコインの価値が上がると予想されます。

その一方、BINANCEにハッキングやサイバー攻撃を受け、その対応次第ではBNBの価値が変動することも予想されます。

しかし、バイナンスコインの高い需要性と高い将来性の期待のほうが大きく今後も、しっかりと注目していきたい通貨の一つです。

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