17日、ビットコインの暴落要因、取引所BitstampでのBTC大量売りが・・・

17日、ビットコインの暴落要因、取引所BitstampでのBTC大量売りが・・・

ビットコインの暴落要因、取引所BitstampでのBTC大量売りが濃厚

日本時間17日の午前11時30分頃からビットコインの価格がわずか30分の間で約25%の下落を記録した。この暴落は「フラッシュクラッシュ」と呼ばれ、その下落要因にはさまざまな仮説がたてられている。

そのフラッシュクラッシュの背景の一つに欧州の仮想通貨取引所「Bitstamp」のBTCの大量売りが明らかになった。

取引所Bitstampは、仮想通貨ビットコインが一時的に7800ドルから6200ドル台まで下落し、本日18日は7300ドル付近まで回復をして推移している。

当時、取引所Bitstampでは、売り板に約1900BTC(約15億円)が確認されたほか、合計5000BTC(現時点で約40億円)もの売却があったとされている。

5000BTC売却の理由として「クジラ(大口の仮想通貨投資家」による売却」や「操作ミス」、「ボットの故障」などをあげられていた。

仮想通貨投資会社プリミティブ・ベンチャーズの共同創業者であるドビー・ワン氏は、5000BTCもの資金を取引所に置く人はいないとし、これは「計画的な大量売却」であり「価格操作」だと指摘していた。

犯人は、取引所Bitmexを使ってレバレッジ100倍のショート(売り)を仕掛ける一方、流動性の低いBitstampで売却し、ビットコインの急落で巨額利益を上げる事を狙ったのではないかと分析した。

また、Bitstampでの売りが、非常に高い流動性をもつBitmexでの価格に影響し、その余波が市場全体に広がったと指摘した。

Bitstamp側も大量にBTCが動いた事ですぐに調査し、17日にシステムは正常起動しており、大量の売り注文が出た事を正式に発表した。しかし、いまだ誰がどのような理由で売却してのかは確認されてはいない。