24時間あたりビットコインの取引数、仮想通貨バブルと呼ばれた「2017年末」の水準に急接近!

24時間あたりビットコインの取引数、仮想通貨バブルと呼ばれた「2017年末」の水準に急接近!

ビットコイン(BTC)の取引数(24時間あたりのビットコインの取引総数)が、仮想通貨バブルと呼ばれた2017年12月の取引数に近づいてきている事がわかりました。

2017年12月14日には24時間取引数の最高値「490,644トランザクション」、2019年2月28日には「367,827トランザクション」が計測されています。2019年2月頭頃から、右肩上がりで取引数が上がっています。

現在(2019年3月6日時点)のビットコインの価格は1BTC=430,000前後となっており、2017年の12月の最高値2,350,517円(国内取引所平均価格)よりは未だ大きな開きがありますが、2017年5~6月、そして2017年12月の過去のデータによるとビットコインの取引数とビットコイン価格は比例しており、取引数が高ければ価格が上がり、他のアルトコインにも波及し仮想通貨市場全体が盛り上がりを見せていました。

このことから、今後さらに取引数が増加する事により、ビットコインの価格にも反映していく可能性もあると言えるでしょう。またその他にビットコインの好材料ファンダメンタルズが加わっていけば、さらに期待が膨らみます。

また、24時間のビットコインの取引数ではなく、「1ブロックあたりのビットコインの取引数」でも似たような記録がされおり、海外の有名なトレーダーも価格に影響を与えるのではという見解をしています。

 

このように、取引数が増加した理由の1つとして、スケーラビリティの問題を解決する為に2018年から導入された「ライトニングネットワーク」の普及も関係している可能性があります。

ライトニングネットワークが構築された事により、手数料の減少や送金スピードの向上、少額決済が可能となり、ビットコイン決済を私たちの日常レベルまで落とす可能性を秘めています。

この取引数の増加が、一般需要によるものか、決済需要によるものかは定かではないが、基軸通貨でもあり決済通貨としての側面をもつビットコインにおいて、取引数増加は重要なファンダメンタルズ要因になり得ます。

今後もライトニングネットワークのさらなる活発化による決済需要や他の好材料のファンダメンタルズが挙がってきた際の取引数と価格の影響にはアンテナを張っていく必要がありそうです。