米SEC、仮想通貨格付け会社「ICO Rating社」に業務停止命令・罰金!
20日、証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨の調査および格付け会社である「ICO Rating社」のICO格付けに対する停止命令を発表しました。証券法の「セクション17(b)」に違反していると主張しています。
SEC Charges ICO Research and Rating Provider With Failing to Disclose It Was Paid to Tout Digital Assets https://t.co/G9SMJfddvk
— SEC_News (@SEC_News) 2019年8月20日
ICO Rating社がデジタル資産の証券提供を公表する為に発行者から得た支払いを開示しなかった為、証券法の規定に違反となり268,998ドル(約2800万円)を支払う事に同意したと報告しました。
SECの執行部のアソシエイトディレクターであるメリッサホジマンは、次のように述べています。
「この要件は、宣伝されている証券が従来の証明書を使用して発行されているか、ブロックチェーン上で発行されているかに関係なく適用されます。」
今回の停止命令の一環として、SECは「100,572ドルの報酬返還、6,426ドルの利息、162,000ドルの民事罰」の計268,998ドル(約2800万円)を支払うようICO Rating社に命令しています。
ICO Rating社は、ロシアを拠点とする格付け会社で「独立した分析調査を発行するレーティング機関」と称し、「市場が品質、透明性、信頼性の必要な基準を達成できるようにする事」を使命としていると述べていた。