元PayPalでGoogleのエンジニア幹部が「Bakkt」のCPOに任命!

元PayPalでGoogleのエンジニア幹部が「Bakkt」のCPOに任命!

元PayPalでGoogleのエンジニア幹部が「Bakkt」の最高製品責任者(CPO)として任命

世界最大の証券取引所であるニューヨーク証券取引所(NYSE)の所有者であるIntercontinental Exchange(ICE)によって設立された機関投資家向けの仮想通貨取引所「Bakkt」は、元PayPalでGoogleのエンジニア幹部であったMike Blandina氏が最高製品責任者(CPO)としてBakktに加わった事が明らかになった。

BakktのCEO、Kelly Loeffler氏は公式Mediumアカウントによって公開されたブログ記事で、今回の採用の発表について以下のように述べています。

「Bakktを構築するための最も重要な側面は、技術ではありません。それは人間です。革新的な会社をゼロから構築することで、デジタル資産に対する私たちの共通のビジョンを実現したいと願っていて、実行して提供するために絶え間なく努力している、先駆者と実行者のチームを結成できます。」

Mike Blandina氏の経歴・役割

Mike Blandina氏は、大手決済企業PayPalの決済部門責任者やGoogleウォレットの元エンジニア責任者など25年以上の決済プロダクトに従事した経験の他にECショップ構築と商品販売をサポートOneMarket社でも上級管理職に就任。そして、大手ギフトカードとデジタル決済ソリューションのプロバイダーであるBlackhawk NetworkでCTOを務めている。また、「いくつかの成功したハイテクスタートアップ企業」の創設者を務めたとし非常に優秀な経歴の持つ。

Loeffler氏はまた、BakktでのCPOとしてのBlandinaの役割は、「仮想通貨の信頼できるエコシステムと支払いのユースケース統合する取り組みを先導する」とし、デジタル資産のセキュリティ保護と取引の為の革新的なプラットフォームを構築する中で、Mike Blandina氏をチームのリーダーとして迎え入れることに興奮していると述べている。

規制当局の承認取得に焦点を当てる

Bakktは現在、米国商品先物委員会CFTCの承認次第でビットコイン先物の提供を待機している。その審査結果に関しては未だ情報が入っていない。

しかし、このような状況の中でも、Bakktは今後事業の開始に向けて、経営陣の構築や資金調達、人材の引き抜きなどを着実に進めてきている。

BakktのCEOのLoeffler氏は今回の発表にて、CFTCの承認期間やその期間に要したBakktの道のりを以下の様に前向きの述べている。

「規制当局の承認を受ける中で、私たちが構築しているインフラストラクチャは、より安全で、調査しやすく、有用であることによって、デジタル資産がより適切に、そして信頼される機会を生み出す可能性を秘めています。」

また、これまでの努力をマラソンの練習に例え、「やるべきことがまだたくさんあるが、レースの日(取引サービスの開始)が近づいている」とBakktチームが構築してきた事に誇りを持ち、明るい未来を見据えている。