仮想通貨Libraの通貨バスケットの構成と割合が正式に公表!日本円含む5種類の法定通貨!
20日、Facebookの仮想通貨Libra(リブラ)の準備通貨として用いる法定通貨(通貨バスケット)の割合が公表されたと、ドイツ週刊誌のデア・シュピーゲルが報じた。
ドイツ連邦議会の左翼党に属するファビオ・デ・マシ議員の要請に応じて、5種類の法定通貨が開示された。
通貨バスケット割合は、現金と国債で構成され以下の通りとなっている。
- 米ドル:50%
- ユーロ:18%
- 日本円:14%
- ポンド:11%
- シンガポールドル:7%
仮想通貨Libraは、価値の安定を図る為に、法定通貨のバスケットで価値を担保しており、米ドルが半分程度の割合を占める仮想通貨を発行する。
最近、欧州からの風当たりの強さ
先週にはフランスとドイツはLibraをブロックする共同声明を発表し、Libraに対して以下のような主張をした。
「貨幣の力は国家主権に固有のものであり、民間主体の団体がそれを求めることはできない」
また、フランスのブルーノ・ル・メール財務相は、「主権と持続的な金融リスクについての懸念が持続している間、Libraは欧州での活動を許可されるべきではない」と述べた。
ドイツの連邦副首相兼財務相オラフ・ショルツ氏は、「Libraが既存の通貨と並ぶパラレル通貨であり、政策立案者は認めるべきではない」と述べた。
Libraに対してアメリカだけではなく、ここ数週間ではフランスやドイツなどの欧州からの風当たりが強くなっている。
仮想通貨Libraが政府の通貨主権を脅かす存在であるとして、厳粛に監視されている中、FacebookのCalibra社CEOであるデイビット・マーカス氏は、一貫してLibraが「国家主権」を脅かす可能性があるという指摘を否定し続けている。
5/ As such there’s no new money creation, which will strictly remain the province of sovereign Nations.
— David Marcus (@davidmarcus) 2019年9月16日