世界一のYouTuberが分散型配信プラットフォーム「DLive」独占ライブ契約した事を発表!

世界一のYouTuberが分散型配信プラットフォーム「DLive」独占ライブ契約した事を発表!

世界一のYouTuberが分散型配信プラットフォーム「DLive」独占ライブ契約した事を発表

世界一のチャンネル登録者数を誇るYouTuber、ピューディパイ(PewDiePie)は、リノ・ネットワーク上で開発されたブロックチェーンをベースとしたライブ動画配信プラットフォーム「DLive」と9日、「独占」ライブ配信契約を結んだと発表した。4月14日からDLive上で週に1回ライブ配信を行う事となる。

ピューディパイ、ことフィリックス・シェルバーグ(Felix Kjellberg)氏はスウェーデン在住の29歳。ピューディパイ氏のチャンネル登録者数は、9370万人を超える。直近の動画は、24時間以内で400万回再生されている。

businessinsiderのサイトによると、ピューディパイ氏の収入は、全YouTuberの中で9番目に高く、2018年の収入は1550万ドル。最も収入が高かったYouTuberはおもちゃレビューを投稿している7歳児のライアン。2018年の収入は2200万ドルだった。

リノ・ネットワークは分散型の動画コンテンツ配信システムで、コンテンツクリエーターへの公正な報酬に力を入れている。DLiveはリノブロックチェーン上で開発された最初のdapps(分散型アプリケーション)である。同ネットワークには、リノ・ポイント(LINO)というネイティブ通貨も存在する。

LINOは仮想通貨交換所には上場していないが、DLive・ドットtvのサイトやDライブのモバイルdappsで購入でき、1LINO=0.012ドルとなっている。同プラットフォームでのコンテンツ作成や共有、コメント、そしてコンテンツをホストするノードの実行でLINOを獲得できる。つまり、このプラットフォームはスチームとスチームブロックチェーン上で開発されたdappsと同様の働きをする。

DLiveはクリエーターが獲得する会費からほとんど手数料を取らない事で知られている。DLiveではクリエーターは会費か寄付の90.1%を得られる。Dliveでは残りの会費は、クリエーターと交流する視聴者に対してネイティブ通貨リノ・ポイント(LINO)として支払う報酬用プールに回される。

DLiveには300万人以上の月間アクティブユーザーと3万5000人のアクティブストリーマーがいる。

ピューディパイは今回の発表で以下のように語っている。

「また定期的にライブ配信し始めるのが楽しみです!DLiveは、そのユニークなプラットフォームに参加している他の配信者に対してもそうですが、私のことを真のパートナーとして扱ってくれるので、最高です」

しかし、ピューディパイ氏とDliveやリノとの契約における金銭面やその他の条件は明らかにされていません。また、この契約はライブ配信のみを対象にしているらしく、今回の提携でピューディパイ氏がユーチューブのチャンネルをやめるわけではない。

ブロックチェーンと仮想通貨、ソーシャルメディアは相性が良く、メディアプラットフォーム、検閲、コンテンツ作成に関する多くの問題を解決する可能性があると考えられている。

2月にTwitter上で簡単にLightning Networkを利用したBTCのマイクロペイメントができるTippin meがTippinからリリースされた。また、ソーシャルメディア大手のフェイスブックも独自ステーブルコインの立ち上げを目指していると報じられた。

昨今、国内外の多くの大手企業が仮想通貨・ブロックチェーン関連事業に参入しています。一般ユーザーの日常生活に仮想通貨が普及していく事が期待されます。今後さらにあらゆる分野の企業が参入する事を期待し注目していきたいと思います。