ジョン・マカフィー氏「新規ユーザーを誘導するための策略」と自身の予想を撤回!

ジョン・マカフィー氏「新規ユーザーを誘導するための策略」と自身の予想を撤回!

ジョン・マカフィー氏「新規ユーザーを誘導するための策略」と自身の予想を撤回!

米セキュリティ対策ソフトMcAfee創業者のジョン・マカフィー氏は6日、「新規ユーザーを誘導するための策略」であったと、2017年の自身の予想を撤回するツイートを公開した。

マカフィー氏は当時こう述べていた。

「2017年末にビットコインが5,000ドルと予測し、 2020年までに 50万ドルになると予測した時、BTCは私の予想よりもはるかに早く加速した。私は2020年末までにBTCが100万ドルになると予測します。もし予想が的中しなかったら自分のアソコを食べる。」

と強気な発言で、自身が手掛けるマイニング事業の為に煽っているのでは?と話題となっていた。

しかし6日のツイートで手のひらを返したかのようなコメントを公開した。

「12ヶ月後自分のアソコを食べる?あれは新規ユーザーを誘導するための策略だ。ビットコインは昔の技術です。新しいブロックチェーンには、プライバシー、スマートコントラクト、dApps(分散アプリ)などの機能があります。ビットコインは私たちの未来ですか?T型フォードは自動車の未来でしたか?」

マカフィー氏は「新規ユーザーを誘導するための策略」と主張しているが、2017年の仮想通貨バブルの絶頂期に差し掛かる頃の発言だけに過剰な期待もあったのだろう。現在の価格に対し現実的では無いと判断したのかも知れない。

また、1908年の発売開始から1927年まで基本的なモデルチェンジのないまま1,500万7,033台が生産されたT型フォードを引き合いに出し、ブロックチェーンが世に出る初期の技術で開発されたビットコインに対し、端から期待してないような発言をした。

マカフィー氏の発言は「マカフィー砲」と呼ばれ、業界に多大な影響を与えてきた。 バブル時にはイチオシ銘柄をツイートするとその銘柄は大暴騰を引き起こし、米証券取引委員会から注意を受けている。

しかし、マカフィーは仮想通貨プロダクトに対し、1ツイート約1000万円の宣伝料を要求しており、大暴騰後に大暴落していることから、実際はイチオシでも何でもないのではとみられている。

自身の影響力の強さを利用し、詐欺に加担していた可能性も否めない。 今や、世界的セキュリティ対策ソフトを開発した偉業は薄れつつあるが、今もなおユニークで世間を驚かせる発言をするマカフィー氏に注目する人は多い。