「Liquid Network」にDMM Bitcoin、Huobi、TaoTaoなど新たな14社が参画したと発表
8日、Bitcoinのサイドチェーン技術を活用した取引所間決済ネットワーク「Liquid Network」を開発・運営するBlockstream社は「Liquid Network」に14の新メンバーが参画したと発表した。その新メンバーには日本の仮想通貨交換所DMM Bitcoin、Huobi、TaoTaoも名を連ねている。
Liquid Networkは、Bitcoinのネットワークと連携するサイドチェーンです。仮想通貨交換所などの仮想通貨市場関連企業が加盟する。そして、取引所間決済をトラストレスかつ高速に行うネットワークでトランザクションが高速になる事によって裁定取引が効率化し、スプレッドの低下も期待される。
決済にはBTCに対応するサイドチェーン上のトークン「Liquid Bitcoin」(L-BTC)を用いる。約2分でBTCの送金が完了するという。
また、新メンバーに加え、大手仮想通貨取引所のBitfinexと仮想通貨金融アプリ「RenrenBit」がLiquidのインテグレーションを開始し、顧客向けLiquid bitcoin (L-BTC)入出金サービスの提供を開始していると発表している。
発表に際し、BitfinexのCEOであるPaolo Ardoino氏は以下のように述べている。
「ビットコイン、ステーブルコインやその他の様々なデジタル・アセットを一つのブロックチェーンプラットフォームのもとで発行する事は非常に理にかなっている」
また、HuobiのCOOであるJiawei Zhu氏は以下の様なコメントを寄せている。
「Liquidが今後、取引所業界における国際標準の確立において重要な役割を担うだろうと見込んでいる。その一翼をHuobiが担う事にワクワクしている」
新たな14の新メンバー
今回、Liquid Networkに新規参加するメンバーは以下の通りです。
- Blue Fire Capital
- BTC Trader/BtcTurk
- Cobo
- Coinut
- DMM Bitcoin
- Gate.io
- Huobi
- OpenNode
- Poolin
- Prycto
- Sideshift AI
- TaoTao
- Tilde
となります。Liquid Networkは現在、35社の取引所、トレーディングデスク、金融機関からなり、メンバーは今後も増加される予定です。
Blockstream社によると、今後数週間でより多くの統合が可能になります。
テザー(USDT)とStably(USDS)は、Liquid上でステーブルコインを発行する計画を発表しました。デリバティブ取引所BitMEXは、試験プログラムの一環として、LーBTCの入出金を支援する為にBlockstream社と協力しています。
Cobo、Coinone、GOPAX、Huobi等が、LーBTCの入金とユーザーへの引き出しを可能にする為に、Liquidの統合に取り組んでいます。