「Libra協会」から英携帯企業「Vodafone 」も脱退!脱退合計8社!
イギリスに本社を置く世界最大の多国籍携帯電話事業会社「Vodafone (ボーダフォン)」は昨年6月にFacebookが発表した仮想通貨Libraの運営主体である「Libra協会」から脱退したことが複数メディアの報道で明らかになった。
Vodafoneは、6億2,500万人の加入者を擁し、ユーザー数では世界第2位の通信会社です。
仮想通貨Libraの発表当初、名立たる企業がLibra協会に参加表明しており、話題と注目を浴びていた。しかし、その後は世界各国の政府や規制当局らから懸念点を指摘され、参加表明企業に対しても厳正なチェックの目が向けられるようになった。
そのことが要因の一つとして、これまでに7社の企業が「Libra協会」から脱退を発表している。
- PayPal(ペイパル)
- Visa(ビザ)
- Mastercard(マスターカード)
- Stripe(ストライプ)
- eBay(イーベイ)
- Mercado Pago(マーカドパゴ)
- Booking Holdings(ブッキング・ホールディングス)
そして、今回の発表のVodafone (ボーダフォン)の脱退により合計8社となり、Libra協会に残っている企業は20社となった。
Vodafoneの脱退理由は、アフリカでのM-Pesaデジタル決済システムの拡大計画に関連しています。同社の広報担当者が以下のようなコメントをしている。
「同社は現在M-Pesaに注力しており、世界の貧困層やサービス不足の人々に手頃な価格の金融サービスを提供することに取り組んでいる」
「Vodafoneの願いは、金融包摂の拡大に真に貢献すること。私たちはこの目標に全力を尽くしています。」
しかし、VodafoneはLibra協会からの脱退を認めているものの「引き続きLibra協会の開発を注視し、将来連携する可能性は排除しない」と説明しています。
一方、Libra協会のポリシーおよびコミュニケーション責任者であるDante Disparte氏は以下のようにコメントした。
「協会のメンバー構成は時間とともに変化する可能性がありますが、Libraのガバナンスと技術設計により、Libraの支払いシステムは回復、維持します。」
昨年10月には1,500以上の組織がLibra協会への参加に関心、そして180の組織は協会に参加するための基準を満たしていると報告されていたため、