仮想通貨カストディサービスを手がけるアンカレッジが米連邦信託銀行として条件付き認可を取得

仮想通貨カストディサービスを手がけるアンカレッジが米連邦信託銀行として条件付き認可を取得

仮想通貨カストディサービスを手がけるアンカレッジが米連邦信託銀行として条件付き認可を取得

今日のOverbit Weekly Round Upでは、初めに米国政府当局が史上初の「デジタルバンク」を承認しニュースを取り上げます。

全米の銀行ライセンスと規制を担当する機関である米通貨監査局(OCC)は、アンカレッジ・デジタル・バンク・ナショナル・アソシエーション(Anchorage Digital Bank National Association)を条件付きで米連邦信託銀行として承認しました。これによりアンカレッジは米国で初めてデジタル資産を扱う連邦政府公認の銀行となります。

法定通貨の仮想通貨取引所は常に問題視されていましたが、ステーブルコインの採用によってその問題は少し緩和されています。

「今回の発表は私達の組織だけでなく、仮想通貨業界や更には金融業界全体にとって大きなマイルストーンです。」とアンカレッジは述べています。

銀行と仮想通貨の関係性は2021年の重要なトレンドとなるでしょうが、今回の米国のニュースはそのトレンドのさきがけとなるポジティブな兆候です。

コモディティ好調で2021の景気回復を牽引か

次にコモディティ部門に焦点を移します。

スイスの多国籍投資銀行・金融サービス会社であるUBS Group AGによると、「銀とプラチナは2021年に大暴騰する」とのことです。また先日、UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのストラテジストが、「銀とプラチナは2021年には景気回復により産業需要の増加をもたらすだろう」と述べたとBusiness Insiderで報じています。

彼らの論文の一部は、再生可能エネルギーや代替エネルギーに焦点を当てた政策立案者の考えに基づいており、「産業用アプリケーションで使用される銀の50%以上は、ソーラーパネルや電子機器に関連している」と指摘しています。

UBSのアナリストは、金が2021年に2020年のランを再び繰り返すのではないかと考えているようです。

今年の年末の予想をするには早すぎますが、2021年には景気が回復は少しずつ勢いが出てきているようです。

米ドルインデックスの動きを注視

最後に当記事執筆時(1月14日)の米ドルインデックスの市場設定を見てみましょう。

ドルは、持続的な経済成長への期待が支えとなっており、COVID-19の大流行が労働市場やサービス業を襲っているにもかかわらず、基礎となるインフレ率は穏やかであるように見え、この日のドルの終値は0.344%高の90.335となりました。

今後数週間は、ドルが他の市場にどのような影響を与えるかを注視する必要があるでしょう。