増加しつづける機関投資家の参入と盗難被害

増加しつづける機関投資家の参入と盗難被害

増加しつづける機関投資家の参入と盗難被害

この半年間、多くの銀行・個人投資家・企業がビットコインに関心を寄せるようになりました。

毎週のようにビットコインが史上最高値を更新しているのはそれらが大きく影響しています。当記事執筆時点では52,000ドルの価格を付け、更に高値を更新しています。大きな市場の動きはビットコインの僅かな調整とアルトコインの大きなドローダウンの後に来ますが、今この市場は強気相場であり、さらなる大規模な動きの前触れとなりそうです。

1年ほど前、多くの投資ファンドがビットコインの終焉を語っていましたが、今ではJPモルガンやモルガン・スタンレーのような期間が強気の発言を繰り返しています。投資対象にビットコインを入れる層も増えてきており、今週、世界最大の資産運用会社であるブラックロックがビットコインに手を出していることが発表されました。

ビットコイン投資により、富が継続的に増加している方も多くいます。改めてセキュリティについて考える必要があるでしょう。

米国司法省が北朝鮮の軍事情報部の2人の容疑者が関与する他の事件についても公表

仮想通貨市場が成長し続ける中で、詐欺・盗難・ハッキングは度々ニュースで取り上げられます。しかし仮想通貨の非中央管理性を考えると、ニュースとして取り上げられるのは氷山の一角に過ぎません。

2月17日(水)ウォール・ストリート・ジャーナルは、米国司法省(DOJ)が「北朝鮮の軍事情報部の2人の容疑者」に対して提起された一連の告発を公開したと報じました。

この北朝鮮のハッカーは、仮想通貨市場に目を付け、過去5年間で15億ドル(約1,500億円)、13カ国にまたがり、ランサムウェア攻撃、悪質なアプリ、ICOなどあらゆる角度からハッキングを繰り返したと報じられています。この二人のうちの一人は、有名なWannaCryのランサムウェア攻撃事件やソニー・ピクチャーズのハッキング事件にも関与していたと明らかになっています。

仮想通貨市場が成長し、存在感を放ち続けることで、取引所・投資家・ユーザーはこれらのデジタル脅威のターゲットとなるでしょう。リバタリアン精神をもつ仮想通貨市場ではありますが、政府機関がこれらの犯罪者に対して管轄権を行使しているのは心強いことです。

市場参加者が増加するほど被害者も増えます。自身の資産は自身で守る知識を持つとともに、安心安全な取引所を選択しましょう。