ドージコイン(DOGE)が文字通り「月に行く(To the moon)」

ドージコイン(DOGE)が文字通り「月に行く(To the moon)」

ドージコイン(DOGE)が文字通り「月に行く(To the moon)」

直近の仮想通貨市場の狂乱を引っ張るイーロン・マスク氏とドージコイン(DOGE)について取り上げます。

マスク氏のアメリカの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演が決まり、ドージコイナーたちは大騒ぎしていました。放送前には70セント前後のピークに達しましたが、翌朝には40%ダウンという低水準まで落ち込みました。マスク氏の司会や番組自体は楽しいものだったようですが、多くの視聴者は、マスク氏がスケッチの中でドージコインを「ハッスル」と軽口を叩いたことを暴落の原因と指摘しています。

その後ドージコインの大きな下落の後には、直近で何度も目にしたように、急回復を見せました。

自称「Dogefather」のマスク氏は、サタデー・ナイト・ライブの司会者としてデビューした翌日、DOGE-1ミッションを発表しました。このニュースは、今週の日曜日にGeometric Energy Corporationが発表したもので、同社がSpaceXのロケット購入に対しての支払いをドージコインで行ったものです。

詳細はまだまばらですが、報道によると、DOGE-1は40キログラムの立方体の衛星をペイロードとしてファルコン9ロケットに搭載して飛行し、その中でドージコインが月面ペイロードの全額支払いに使用されるとのことです。

SpaceX社の商業販売担当副社長であるトム・オチネロ氏は、”DOGE-1は、地球軌道を超えた仮想通貨の応用を示し、惑星間貿易の基礎を築く “と発言しています。

今年のエイプリルフールに、マスク氏は「SpaceXは文字通りの月にドージコインを置くつもりだ」と述べていました。

元々ジョークコインとして始まったドージコインが一大企業を動かしていることを奇妙に感じるかもしれませんが、これらのことから読みとけるのは、仮想通貨は他の市場では類を見ないような、新しく・楽しく・素早いイノベーションということです。

緩やかな下落をするビットコインを尻目にイーサリアムが過去最高値更新。今後はどうなる?

イーサリアム(ETH)がまたしても史上最高値を更新しています。

かつてはビットコイン(BTC)の影に隠れていたイーサリアムですが、ビットコインの価格上昇が落ち着き、投資家達は新たな仮想通貨を探ししているため、現在パラボリックな上昇を見せています。4月には、ビットコインは2%以上下落したのに対し、イーサリアムは40%以上上昇しています。

コインマーケットキャップによると、5月に入ってわずか1週間あまりで仮想通貨市場全体の価値は約2.5兆円に達しており、市場への関心の高まりが伺えます。

2020年後半から2021年にかけては、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、テスラ、スクエアなどの大手機関や企業も仮想通貨市場に参入するなど、非常に多くの注目を集めています。

しかし、誰もが仮想通貨市場に熱狂しているわけではありません。バンク・オブ・アメリカのチーフ・インベストメント・ストラテジストであるマイケル・ハートネット氏は「ただのバブルだ」と言い、Alvine Capitalのスティーブン・アイザックス氏は「この投資商品にはファンダメンタルズがない」と述べています。

そろそろ伝統的金融市場の要人の否定的発言が目立つようになってきました。今後数日・数週間・数ヶ月といった単位で今までのように右肩上がりとは、容易にいかなそうです。

リスク警告:信用取引は資本に高レベルのリスクを伴うため、失うことができる金額でのみ取引をすべきです。信用取引はすべてのトレーダーに適しているとは限らないため、関連するリスクを完全に理解していることを確認し、必要に応じて専門的なアドバイスを求めてください。