Bitcoin、1ビットコインあたり1万2000ドル突破し8月以来の高値へ!

Bitcoin、1ビットコインあたり1万2000ドル突破し8月以来の高値へ!

Bitcoin、1ビットコインあたり1万2000ドル突破し8月以来の高値へ!

21日(日本時間午前)、1ビットコイン=1万2000ドルを突破し、インターネット上の代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)が8月以来の高値となっている。

ドルの先安観が根強いため、ドルを売ってビットコインを買う動きが再開しており、ドル安の裏返しでアジアの投資家から買いが入る人民元とともに、ビットコインも分散運用の対象になっている。

中国人民銀行「危険準備金」廃止による人民元+ビットコインへの買い戦略増加へ

今月12日、これまでは元売り、外貨買いの為替予約の際、残高の20%を強制的に銀行は人民銀に預ける必要があったが中国人民銀行(中央銀行)は、市中銀行が翌日以降の先物で人民元を売って外貨を買う際に預ける「危険準備金」を廃止した。

そのあと上海外国為替市場で元相場は対ドルで一時1ドル=6.73元台前半を前週末にくらべ0.0017元程度下落した。人民元に完全に賭けきれない投資家の間では「『人民元+α(アルファ)』の買い戦略が増えた」(欧州系銀行の為替ディーラー)という。それがビットコインになっているようだ。

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン1人勝ちが鮮明に

実際、21日のビットコイン高は人民元高を横目にみながら進んだ。中国人民銀が日本時間10時すぎに発表した人民元の売買基準値は1ドル=6.6781元と基準値としては2018年7月中旬以来、2年3カ月ぶりの高さだったこともあり

上海外国為替市場や本土外(オフショア市場)の人民元相場はともに18年7月以来の高値圏に浮上した。ビットコインにも足並みを揃えたかのように買いが入った暗号資産のなかでは、ビットコインが一人勝ちになっている。

イーサリアムやリップルといった他の主要な暗号資産は直近24時間で小幅な上昇にとどまるか、下がっているものもある。ドルとの対比で運用姿勢を決める投資家にとって、オプションや先物などの価格変動リスクを回避(ヘッジ)できる手段の乏しいイーサリアムなどには目が向かないのだろう。

ビットコインが人民元追随で暗号資産バブル再来か

ビットコインが8月に付けたピークは1万2400ドル前後。市場参加者が次の心理的節目として意識する1万2500ドルを明確に超えてくると2018年前半以来の高値が視野に入ってくる。人民元は既に18年以来の高値圏に突入している。

ビットコインが人民元に追随すれば、「暗号資産バブル」が崩壊した18年以来の水準を回復することも考えられる。ビットコイン、人民元の値動きにこれからも目が離せない。

 

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