ビットコイン(BTC)、規制強化への不安や一部投資家の利確により一時3000ドル超の急落!

ビットコイン(BTC)、規制強化への不安や一部投資家の利確により一時3000ドル超の急落!

ビットコイン(BTC)、規制強化への不安により一時3000ドル超の急落!

27日、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン価格が急落した。調査会社コインマーケットキャップによると27日未明に一時19%急落の3000ドルを超え1万6300ドルを割り込むこととなった。

米国で暗号資産に関する規制が強化されるとの懸念材料が明るみになったことや、一部の投機筋によるまとまった規模の利益確定売りがきっかけとみられている。

ビットコイン(BTC)急落の陰に米コインベースBrian Armstrong氏ツイートか!?

当サイトでも先日からビットコイン(BTC)の価格高騰について報じてきたが、ここにきて26日の取引で一時14%急落したという衝撃のニュースが舞い込んできた。

未だ収束も予想つかない新型コロナウイルスの世界的大流行発生が3月に手じまい売りを誘って以降、最も急激な下げに見舞われる忘れられないトピックになりそうだ。他のアルトコイン含むデジタル資産も軒並み20%余り下落した。

過去9カ月で250%余りの急騰を演じたビットコイン(BTC)は、最高値の1万9511ドルまで7ドル以内という高値圏に達したわずか数時間後に急激な下げに転じたのは投資家に大きな衝撃を与えた。

米国最大手の暗号資産(仮想通貨)交換所を運営し、先日には証拠金取引サービス停止を発表したコインベースのBrian Armstrong最高経営責任者が、Twitterにてデジタル資産取引の匿名性を弱める新たな規制を米当局が検討しているとの観測をつぶやき、25日遅くに売りが加速したものとみられる。

Brian Armstrong氏による暗号資産への規制強化のコメントに対する不安やこれまで熱狂的な上昇を受けた利益確定の動きが急落の理由に挙げられる。

暗号資産(仮想通貨)市場、過去最高値目前で利益確定売りによる価格調整へ

NEXO(ロンドン)のマネジングパートナー、アントニ・トレンチェフ氏は「トランプ政権が暗号資産を取り締まる可能性があるとのニュースが下げの引き金だったかもしれない。だが、3月の安値から260%、2カ月で75%急騰した資産に調整が入るのはやむを得ない」と指摘した。

リップル(XRP)を含む他の暗号資産も最大27%大幅下落している背景がある。マネックス証券の大槻奈那チーフ・アナリストは「コロナ下での上昇が急だっただけに調整は必至というのが市場の認識。ささいなきっかけがバブル最高値圏で買った投資家など売り方の背中を押した」と指摘する。

乱高下を繰り返す暗号資産(仮想通貨)市場に、これから投資家はどのように付き合うべきなのか。流行りに便乗した「アマチュア投資家」はストレスフルな相場には付いていけず撤退するだろう。投資家それぞれの自分なりの「答え」を探す冒険はこれからもしばらく続きそうだ。

 

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