余市町、ふるさと納税返礼品にNFTアート
北海道余市町は7日、国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」にて、NFT(非代替性トークン)アートによる返礼品の提供を開始した。
町をPRするNFTアート作品
今回ふるさと納税の返礼品として提供されるのは、札幌市のNFT関連会社「あるやうむ」の技術を用いた限定NFTアートで、5月7日(土)21時00分から提供開始となった。
54種類のアート作品は、1枚あたり寄付金額12万円が設定されており、NFTクリエイターのPoki氏がデザインした、余市町の名産品であるワインやジュース、背景にはぶどう畑やワイナリーを取り入れた余市町をPRする作品となっている。
54種類あるNFTアート作品の例
対応するNFT規格は Polygon (ERC721)で、1ヶ月間の転売制限が設けられる。
北海道から日本初となる試み
同じく北海道の上士幌町では今年4月22日、ふるさと納税の返礼品として、昨年12月に同町で実施された日本最大級のドローンショーの映像を、日本初となるNFTアートによる返礼品として提供を開始しており、今回の余市町の事例は日本で2例目となる。
余市町の齋藤啓輔町長は、今回の試みについて次のようにコメントしている。
「NFT業界も、余市町のワイン業界もすでに全国的・世界的なマーケットではありますが、まだまだポテンシャルを秘めております。そのポテンシャルを引き出す一つの機会となればと思っております。」