米国人の多くはビットコインとブロックチェーンは同じものであると認識
米国ではブロックチェーンや暗号資産に対する認知度が高まっており、特に若い世代の認知度が高いことが最新の調査で明らかになった。
しかし、ブロックチェーンとビットコイン(BTC)の違いを理解しているのは少数で、多くのアメリカ人は“ブロックチェーンとビットコインは同じ”であるという認識であった。
この調査はフォルテが委託したゲーム内の仮想アイテムに対する彼らの行動と、2,000人を超える消費者を対象とした調査であり、Vorhaus Advisorsが実施した。
ブロックチェーンという用語を知る多くの人は「ブロックチェーンはビットコインと同じ」であると解釈
レポートによると、アメリカの成人の25%がブロックチェーンを知っていて、18〜34歳の若い層においては42%にも上るという。
しかし、ブロックチェーンを知っていると回答した成人の殆どがブロックチェーンの意味を理解していない。
また、62%は「ブロックチェーンは暗号通貨と同じ」であると解釈しており、その約半数は「ブロックチェーンはビットコインと同じ」だと思っているという。
最も認知度の高い暗号資産ビットコインの核となる技術であるブロックチェーンはそれ自体がネットワーク、プロトコルであることから、あながち間違った解釈ではないが、厳密には全くの別物だ。
どちらにしても、米国民がこのような新しい形態のテクノロジーについてどれだけ理解しているかはあまり関係はなく、採用は増え続けている。
回答者の3分の1以上がブロックチェーンへ強い信頼をよせている
米国では成人の18%がブロックチェーンに関連する製品またはサービスを使用したことがあるが、18〜34歳の若い層においては42%にも上るという。
また、ゲーマーの63%においては、“ゲーム内の仮想アイテムが現実世界で価値があり、売買や交換ができる”と考えれば、ゲーム関連の暗号資産やブロックチェーン商品にもっとお金をかけたいと回答している。
さらに、全体の3分の1以上、18〜34歳の年齢層の約50%が、ブロックチェーンへ強い信頼を寄せているという。
ビットコイン価格の上昇により、関心が高まっていることは明らかだが、ブロックチェーンやビットコインなどの意味までは現時点ではあまり浸透していないようだ。