欧州委員会、「TruBlO」プロジェクトを主導するWorldlineを任命へ
16日、デジタル決済会社業界大手のWorldlineが、EUのTruBloプロジェクトを主導するために選ばれたことが、明らかになった。
欧州委員会の次世代インターネットイニシアチブのコンテキストで「TruBlo」プロジェクトを主導する。
デジタル決済を牽引する欧州デジタル決済リーダー「Worldline」について
Worldline は、決済およびトランザクションサービス業界のヨーロッパのリーダーであり、世界4番手に位置する。
グローバルなリーチとイノベーションへの取り組みにより、すべてのセクターの商店、銀行、サードパーティの買収企業、公共交通機関、政府機関、産業会社に選ばれるテクノロジーパートナーで、いまでは50か国以上の20,000人を超える従業員を擁し、決済バリューチェーン全体で持続可能で信頼できる安全なソリューションをクライアントに提供し、どこにいてもビジネスの成長を促進させる。
Financial ServicesとMobility＆e-Transactional Servicesには、オフラインとオンラインの両方で、国内および国境を越えた商業的買収が含まれ、安全性の高い決済トランザクション処理、決済端末の幅広いポートフォリオ、および産業環境でのeチケットとデジタルサービスを生み出し一昨年には53億ユーロの収益を生み出した実績がある。
TruBloプロジェクト、欧州委員会の次世代インターネット（NGI）イニシアチブの一部に
研究イニシアチブは、特にソーシャルネットワークにおける信頼と評判獲得のためのブロックチェーンソリューションを探求し、ユーザーが生成したコンテンツの場所の証明と有効性の証明を調査する。
より信頼性の高いブロックチェーンベースのソリューションとアプリケーションにつながるブロックチェーンテクノロジーの研究を育成および促進することを目的とする。TruBloは今後3年間続き、サポートする各プロジェクトは、完了した場合、最大15か月続く予定だ。
TruBloプロジェクトの一環として、3つの公募が開始され、先月の1月18日から来月3月19日までと期間限定になる。対象となる参加者は、学界やハイテク企業からの研究者、イノベーター、開発者であり、次の使用シナリオに焦点を当てた研究またはパイロットプロジェクトを開発する。
現状、3回の提案募集で最大450件の提案が評価され、そのうち45件は部分的に資金提供され、9件は完了するまで資金提供されることも明らかになった。TruBloプロジェクトのWorldlineIberia＆GroupコーディネーターのR＆DマネージャーであるToni Paradell氏は、「テクノロジーへの信頼を生み出すことは、新しいデジタル社会を推進するための鍵であり、TruBloプロジェクトが研究者、学者、企業の発展につながることは間違いない。
ソーシャルネットワークやメディアで信頼できるコンテンツの交換を確実にするための新しいブロックチェーンソリューションだ。実装される9つのプロジェクトは、あらゆるデバイスからの個人によって生成されたコンテンツの交換を強化する信頼モデルを作成するための鍵となる。
テクノロジーを私たちの生活の一部にし、機敏で効果的かつ安全なデジタル変換環境を推進する能力を高めるためだ」を強い意欲を示した。